自衛隊の装備は国内製造?知られざるメイドインジャパンの実力
■日本の技術力は国防力にも影響を与えている
ご存知の通り、日本の自衛隊は専守防衛が大前提であり、軍事力という観点では、「実際どれくらい強いの?」という疑問があるかもしれません。
もちろん、「防衛予算」「安保法制」「集団的自衛権」など、政治的、外交的な問題も関係するため、「日本が本気を出したらどれくらい強いか」という視点で論じることができません。
しかし、日本の自衛隊が持つ戦闘機や護衛艦、潜水艦などの防衛装備は、日本が誇る高い技術力の結晶でもあります。
ここでは、日本の自衛隊が使用する防衛装備が、いかに高い技術力によって支えられているかについて解説していきます。
■戦闘機の組み立ては輸入からライセンス生産へ
防衛力を維持するためには、計画的に装備を最新のものへと入れ替えて行く必要があります。
自衛隊の防衛費は「GDPの1%以内」と上限を決めた運用がされているため、他国と比べても非常に少ない状況です。
少ない防衛費で装備を揃えるために、多くの装備を国内で組み立てしていることを知らない人も多いでしょう。
日本の自衛隊が使用している歴代の戦闘機は、アメリカより初回納品された時点から順次ライセンス生産へと移行する流れとなっています。
日本製の部品が多く使われて、一度アメリカへ移動して完成品を再度輸入するよりも、部品だけ輸入して国内生産された部品と共に国内組立を行った方が精度を上げられるからです。
自衛隊の予算は限られているので、ライセンス生産方式とすることで、開発元にも十分な利益が得られます。
国内組立を任せて貰える国は少なく、自衛隊独自の改修は「魔改造」とも呼ばれていて、特異な性能を持っています。
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