🏊🏻競泳・シンクロ

乾・吉田組が2位　アーティスティックスイミング

毎日新聞2019年4月28日 19時58分(最終更新 4月28日 22時40分)

チーム・フリールーティンで演技する日本の選手たち＝東京辰巳国際水泳場で2019年4月28日、喜屋武真之介撮影



　アーティスティックスイミングのジャパンオープンの第2日は28日、東京辰巳国際水泳場で行われ、デュエット・フリールーティン（FR）は乾友紀子（井村ク）吉田萌（ザ・クラブピア88）組が94.2000点で2位に入った。優勝はスベトラーナ・ロマシナ、スベトラーナ・コレスニチェンコ組（ロシア）で96.8333点で、3位は蒋テイテイ、蒋文文組（中国）だった。

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　チームFRは日本（乾、吉田、木島、京極、塚本、福村、安永、柳沢）が93.0333点で優勝。非五輪種目の混合デュエットFRは安部篤史、足立夢実組（楓心舘ク）が89.8333点で3位だった。
乾・吉田組、中国ペアに競り勝つ　東京へ大きな自信
デュエット・フリールーティンで演技する乾友紀子（右）・吉田萌組＝東京辰巳国際水泳場で2019年4月28日、喜屋武真之介撮影

　点数と順位を確認すると、吉田は「あっ」と驚いた。デュエットの乾・吉田組はここ最近、後じんを拝してきた双子の中国ペアに競り勝ち、2位に食い込んだ。

　表現力が重要視されるFR。「タイムリープ（時間跳躍）」をテーマに、めまぐるしく曲調が変化する演目で、ピタリとはまった同調性が際立った。絶対王者のロシアにも2.6333点差に迫り、プールから上がった2人は井村雅代ヘッドコーチと抱き合って喜びを表現した。

　32歳になった中国の蒋テイテイ、蒋文文は井村ヘッドコーチが中国を率いていた当時の教え子だ。ともに結婚して女児を授かり、2017年に復帰。世界選手権やアジア大会では日本ペアの前に立ちはだかってきた。

　「中国に勝つことで（7月の）世界選手権のメダルにつながっていく」と乾。まずは東京五輪の前哨戦に向け、大きな自信を手にした。【村上正】