最終選考会で強さを発揮した丸尾が主要大会初Vで五輪代表つかむ/日本選手権50km競歩
4/11(日) 14:23配信
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月刊陸上競技
男子50kmWを制し、東京五輪代表に内定した丸尾
東京五輪代表選考会を兼ねた男子50km競歩は丸尾知司(愛知製鋼)が大会新記録の3時間38分42秒で初優勝。2017年ロンドン世界選手権で5位に入った実力者が、東京五輪最後の代表選考会でその強さを発揮して東京五輪代表に内定した。
序盤こそ1km4分25~30秒と派遣設定記録(3時間45分00秒)のペースで推移したが、20km競歩で五輪・世界選手権で5回出場している藤澤勇(ALSOK)が13kmまでの1kmを4分14秒に上げるとレースはハイペースに。そのなかで16年リオ五輪銅、17年ロンドン世界選手権銀の両メダリスト・荒井広宙(富士通)が離れ、24kmには17年ロンドン世界選手権銅メダリストの小林快(新潟アルビレックスRC)、25km過ぎには藤澤が脱落。優勝争いは丸尾と野田明宏(自衛隊体育学校)に絞られた。所属先や年齢(丸尾29歳、野田25歳)も違うが時折練習も一緒にする2人が、最後の五輪代表という切符を懸けて熾烈なマッチレースを繰り広げた。
その後も1km4分10~15秒のペースを維持し、30kmは2時間9分15秒、35km2時間30分11秒で通過。日本記録(3時間36分45秒)やアジア記録(3時間36分07秒)だけでなく、あわよくば世界記録(3時間32分33秒)にも届きそうな展開となった。2人のレースは10km以上にも及んだ。
動いたのは35km過ぎ。野田に次の1kmを4分07秒に引き上げられると、丸尾はやや離れた。わずかずつ差が広がったが、ここで粘る。前日の記者会見で「冷静に進めていくことが大事。落ち着いて進めたい」と話していた通り、野田の勢いにやや陰りが出るとじわじわと詰めていく。40km付近では再び並んだ。
そして、42kmで丸尾が前に出て、野田を引き離す。中盤までのハイペースが影響したからか、野田はつくことができない。丸尾自身もペースを落としていったが、順位を確認してしっかりと歩き抜いた。
4/11(日) 14:23配信
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男子50kmWを制し、東京五輪代表に内定した丸尾
東京五輪代表選考会を兼ねた男子50km競歩は丸尾知司(愛知製鋼)が大会新記録の3時間38分42秒で初優勝。2017年ロンドン世界選手権で5位に入った実力者が、東京五輪最後の代表選考会でその強さを発揮して東京五輪代表に内定した。
序盤こそ1km4分25~30秒と派遣設定記録(3時間45分00秒)のペースで推移したが、20km競歩で五輪・世界選手権で5回出場している藤澤勇(ALSOK)が13kmまでの1kmを4分14秒に上げるとレースはハイペースに。そのなかで16年リオ五輪銅、17年ロンドン世界選手権銀の両メダリスト・荒井広宙(富士通)が離れ、24kmには17年ロンドン世界選手権銅メダリストの小林快(新潟アルビレックスRC)、25km過ぎには藤澤が脱落。優勝争いは丸尾と野田明宏(自衛隊体育学校)に絞られた。所属先や年齢(丸尾29歳、野田25歳)も違うが時折練習も一緒にする2人が、最後の五輪代表という切符を懸けて熾烈なマッチレースを繰り広げた。
その後も1km4分10~15秒のペースを維持し、30kmは2時間9分15秒、35km2時間30分11秒で通過。日本記録(3時間36分45秒)やアジア記録(3時間36分07秒)だけでなく、あわよくば世界記録(3時間32分33秒)にも届きそうな展開となった。2人のレースは10km以上にも及んだ。
動いたのは35km過ぎ。野田に次の1kmを4分07秒に引き上げられると、丸尾はやや離れた。わずかずつ差が広がったが、ここで粘る。前日の記者会見で「冷静に進めていくことが大事。落ち着いて進めたい」と話していた通り、野田の勢いにやや陰りが出るとじわじわと詰めていく。40km付近では再び並んだ。
そして、42kmで丸尾が前に出て、野田を引き離す。中盤までのハイペースが影響したからか、野田はつくことができない。丸尾自身もペースを落としていったが、順位を確認してしっかりと歩き抜いた。