前田穂南が自己新タイムで2位「悔しさはあります」
[2021年1月31日19時18分]
東京オリンピック(五輪)代表の前田穂南(24=天満屋)が、自己新記録にも悔しさをにじませた。
従来のベストを18秒上回る2時間23分30秒で2位。13キロ過ぎで一山やペースメーカーから遅れた。優勝で五輪切符を獲得したマラソン・グランドチャンピオンシップ(19年9月、MGC)以来の42・195キロ。2時間20分切りを掲げて臨んだレースを終えて「勝ち負けよりもタイムのことを考えていた。悔しさはあります」と正直に明かした。
万全な調整とはいえなかった。年末年始は左ふくらはぎ付近の痛みに悩まされ、この日は「呼吸よりも足がきつくなった」。武冨豊監督(66)は「(脚は)完璧に治っていたので、全く別の部分。『足の裏が締め付けられた感じがあった』と言っていた」と状況を代弁した。コロナ禍でマラソン前恒例の米国合宿を行えず、百戦錬磨の同監督も「記録を狙うためのペースでいいのか、ちょっと負荷を軽くするか迷い、中途半端になった」と振り返った。
それでも収穫はある。2番手の位置で諦めることなく粘り、過去の自分を超えた。武冨監督は「ここが目標ではなくて、五輪でどう戦うか。足りないところが、しっかりと見えた」。隣の前田も悲観していない。
「五輪に向けて、しっかりと継続して練習に取り組んで、金メダルを目指して頑張りたい」
真価を発揮するのは半年後の夢舞台だ。【松本航】
◆前田穂南(まえだ・ほなみ)1996年(平8)7月17日、兵庫・尼崎市生まれ。園田東中から大阪薫英女学院高を経て15年に天満屋入社。17年北海道マラソン優勝でMGC出場権獲得。18年大阪国際で従来の自己ベスト2時間23分48秒。両親がドラマ「東京ラブストーリー」のファンで、ヒロイン役だった女優鈴木保奈美と同じ読み方の「穂南」と名づけた。家族は両親、弟。166センチ、46キロ。
[匿名さん]
ちょっと痩せすぎじゃないかな
ウェイトトレーニングも取り入れて全身の筋力アップも必要だと思います
[匿名さん]
女子代表――前田穂南、鈴木亜由子、一山麻緒
ランナーには主に「夏が得意な選手と、冬に好調な選手の2タイプがある」と斉藤さんは説明した上で、「典型的に夏に適性がある選手」に女子の前田穂南(天満屋)を挙げる。
体重に対し体表面積が小さい大型選手は熱の発散効率が低く、夏に力を発揮しにくいという。元世界記録保持者ながら、4度出た五輪で一度もメダルを取れなかったラドクリフ(英国)が典型。その点、きゃしゃな前田は「熱が体にこもりにくい」。2019年9月、暑い東京で行われたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)での圧勝は記憶に新しい。
フォームは「膝から先の力が抜け、股関節でうまく進むストライド走法」。レース終盤でも上半身が硬直せず、近くにライバルがいない状況で「1人で押していける」のも特長だ。
ニッポンランナーズ代表の斉藤太郎さん
鈴木亜由子(日本郵政グループ)も夏に強い。初マラソンだった18年8月の北海道マラソンで優勝、MGCは2位と、全2度のマラソンはいずれも夏で、好成績を残している。
こちらはピッチ走法で、「しっかり体が前にいって足の指先に体重が乗り、着実に地面を捉える」と斉藤さん。駅伝を含め大崩れしない堅実さが強みで、16年リオデジャネイロで五輪を経験(女子5000㍍)していることも大きい。
女子3人で最もスピードがあるのが一山麻緒(ワコール)。昨年3月の名古屋ウィメンズで日本女子国内最高の2時間20分29秒で優勝、今年1月の大阪国際も2時間21分11秒で制した。
後ろ脚が、接地した脚より前に出る「挟み込み」の動作が速い。素早い挟み込みが、走り高跳びの助走のような跳ねる走りを生み、スピードにつながっているという。唯一の夏のレースだったMGCは6位。冬が得意な一山がどう夏仕様に仕上げるかが注目される。
[匿名さん]
前田穂南さんの
ウォッチは
どこの なに?
Garmin?
POLAR?
[匿名さん]
筋肉も乏しく確かに痩せすぎだなぁ。キチンと食事管理できていたのかい?
[匿名さん]