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韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）新政府の外交部（外務省に相当）長官候補＝パク・ジン（朴振）氏と、岸田文雄首相の特使として韓国を訪問中の林芳正外相が夕食をともにした会談をおこなった。日本の外務大臣が韓国を訪問したのは、4年ぶり。

韓国外交部によると両氏は9日午後、厳しい地域情勢のなかで早急な日韓関係改善が不可欠との認識を一致させた。

朴氏は「両国関係の発展のために1998年『21世紀新たな日韓パートナーシップ共同宣言』の精神を継承、発展させていこう」と提案。

両氏は、日韓間の諸般懸案のために今後スピード感を持って外交当局間の協議を行うことで意見を一致させた。

また、ロシアのウクライナ侵攻に関して林外相は「ロシアによるウクライナ侵攻は欧州のみならず、アジアを含めた国際秩序の根幹を揺るがす行動である」と糾弾。朴氏は「ウクライナが迅速に平和と安定を取り戻せるように支援する方案についても今後緊密に協力していく必要がある」と述べた。