日本が支払うW杯の放映権料は400億円とされる。
全世界の放映権料が推定2000億円だから、ナント5分の1を日本だけで支払っている計算だ。
400億円のうち、7割の280億円をNHKが負担。残り3割を民放各局が分担するという。
NHKは受信料で成り立っているし、民放もスポンサーの広告料が商品価格に跳ね返ってくるので、最終的に国民の負担である。
それでも、視聴者がどうしても試合を見たいというのならわかる。
ところが、視聴率は20日のギリシャ戦は33、6%。
早朝ということもあり、4年前の前回より低調だ。
これが日本以外の試合になると目も当てられなくなる。
まさしく悶絶級の低視聴率なのだ。
「テレビが日本代表の正当な実力を無視し、〈勝てる、勝てる〉と期待をあおってきたのは、視聴率を稼ぎたい、ひいてはCM料を稼ぎたいという考えからでしょう。ですが、国民の多くは全試合放送してくれとは思っていないのです」(作家の麻生千晶氏)
日本が敗退した今後も、W杯サッカー中継を続けていくのか。
「放送予定に変更はございません。なお、放映権料については契約上の守秘義務があり、お答えできません」(NHK広報局)
NHKはきのう(24日)、13年度の決算を発表し、事業収入は前年度比11億円増の6615億円だった。
金が余ってしょうがないのだろうが、それでも280億円は大きすぎる。
【日時】2014年06月26日(木) 10:26
【提供】日刊現代