米倉涼子主演の『ドクターXスペシャル〜復刻版〜』(テレビ朝日系)が9月30日午後9時からオンエアされ、“復刻版”であるにもかかわらず、16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な視聴率をマーク。
改めて、同ドラマの人気を示すと共に、続編放送を待望する声が再燃してしまったようだ。
同作は早い話、2016年7月3日にオンエアされた作品の再放送。
番組の最後に米倉からのメッセージが流されるとあって注目を集めていた。
米倉の話は、10月スタートの新ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』の番宣で、“復刻版”ながら、わざわざゴールデン帯で放送した同局の狙いは、むろん新ドラマのPRだったはず。
ところが、再放送であるにもかかわらず、16%超えを果たしたことで、『ドクターX』ファンの熱い思いを燃え上がらせる結果になった。
「やっぱり『リーガルV』じゃなくて、『ドクターX』が見たい!」「今年は無理だろうけど、来年は『ドクターX』を放送してほしい」といった趣旨の声が、ネット上で続々と上がっている模様。
新ドラマ『リーガルV』は、弁護士資格をはく奪された主人公・小鳥遊翔子(米倉)が、弱小法律事務所を立ち上げ、超エリート弁護士らを相手に、どんなに不利な訴訟でも、“V”ictory(勝利)を手にするために突き進んでいくストーリー。
どことなく、設定が『ドクターX』に似ているということで、放送がスタートすれば、「やっぱり『ドクターX』の方がよかった」などと、またまた『ドクターX』待望論が巻き起こる可能性もありそう。
「『ドクターX』は、夕方の再放送でも7〜8%台を記録するなど、根強い人気を誇っています。連ドラ続編をオンエアすれば、20%前後は確実に取れるとあって、テレ朝の本音は、再び同ドラマの続編を制作したいはず。とはいえ、当の米倉の強い希望で、新ドラマをつくらなければならなくなった以上、コケるわけにはいきません。しかし、大ヒットすれば、『ドクターX』続編をやりづらくなるでしょうから、テレ朝にとっては、複雑な思いなんじゃないでしょうか?」(テレビ誌関係者)
ファンとしては、「新ドラマより、『ドクターX』を見たい」と思うのは、当然のこと。
だが、今年は放送しない以上、後ろを振り返っても仕方がない。
果たして、『リーガルV』は『ドクターX』に匹敵する視聴率を挙げることができるのか注目されるところだ。
【日時】2018年10月04日(木) 12:00
【提供】日刊サイゾー