韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク(徐ギョン徳)教授(47)が「2022北京冬季五輪」の開会式に登場した「CHINESE NEW YEAR」は誤った表記だと指摘した。4日の開会式序盤に登場した「HAPPY CHINESE NEW YEAR」という文言が、世界中の視聴者に誤解を招くという意見だ。
徐教授は7日、SNSを通して「ヨーロッパの主要都市にあるチャイナタウンでは旧正月を迎えると大きなイベントをおこなうが、“Chinese New Year”と認識されてきたのは事実」とした上で、「ソル(旧正月)は中国だけの名節ではなく、韓国、ベトナム、フィリピン、マレーシアなどさまざまなアジア国家が記念する日であるため、“Lunar New Year”と表記するのが正しい」と強調した。続けて、「自国開催だからと言って、アジア圏の普遍的な文化を中国だけの文化であるように紹介するのは文化覇権主義的な考え方であり、オリンピック精神にも背く行為」と叱咤した。
特に今年の旧正月連休中、徐教授は「Chinese New Year」表記を「Lunar New Year」に変えるキャンペーンを実施していた。これを中国の多数のメディアが報じたことから中国ネットユーザーの標的となり、徐教授は「SNSの個人アカウントに悪質な書き込みテロをするのはもちろん、『ソルも盗み出す泥棒国』とあきれた主張のみ展開しキャンペーンを妨害した」と吐露した。
一方、徐教授チームは「Lunar New Year」を国際標準にするため多国語での映像を制作し広める予定だ。
【日時】2022年02月07日(月) 10:32
【提供】WoW!Korea