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韓国警察が自転車のサドルやキッチン用品など、海外から入ってくる航空特送貨物に麻薬を隠して密輸入したグループを検挙した。

ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は15日、麻薬類を密輸入して国内（韓国）に流通させた被疑者13人のうち、密輸業者・国内流通業者など8人を検挙し、このうち4人を拘束したと発表した。

まだ検挙されていない被疑者4人については全員逮捕令状を発付されたが、このうち海外に居住する総責任者2人に対しては、4月にインターポール「赤手配」を要請した。残りの被疑者である総責任者1人は昨年11月、タイ滞在中に死亡したことがわかった。

韓国人・外国人で構成された小麦輸入業者は2021年11月から2022年2月まで計5回にわたり、タイ発航空特送貨物にヒロポン7069グラム、ケタミン869グラム、エクスタシー500錠を隠匿した疑いをもたれている。昨年11月には、米国発の航空特殊貨物を装った野球バットにヒロポン499グラムを隠して密輸入しようとしたが、米国の税関で摘発され未遂に終わった。

当時、警察は米国と協力捜査を通じて、総責任者が指定したヒロポン受け取り場所に現れた国内共犯を検挙するなど、追加密輸入犯罪を明らかにした。警察は被疑者検挙過程で、ヒロポン506グラム、ケタミン527グラム（時価29億相当、約3万4000人同時投薬分）を押収した。

密輸業者が持ち込んだ麻薬は、国内流通業者を通じて非対面で取引する手口で伝達された。 テレグラムを通じて総責任者A氏の指示を受けた彼らは、キョンギド（京畿道）クァンジュ（光州）市の路地のエアコン室外機の下段や、あらかじめ駐車しておいたバイクの収納箱を利用して、麻薬をやり取りした。国内販売業者の一部は捜査機関の追跡を避けるために、ヒロポンが隠された宅配箱を高速バスターミナル手荷物配送サービスを利用して使用者に渡した。

2021年7月、特定テレグラムのチャンネルで麻薬類を販売するという情報を入手した警察は偽装取引をして捜査に着手した。防犯カメラの分析などを通じて、国内販売業者や密輸入業者を順次検挙した警察は、密輸麻薬類を国内で受け取った被疑者らの供述などを総合し、総責任者の人的事項を特定した。