2日午前、松江市の住宅街の路上で、40代の女性がハンマーのようなもので頭などを殴られて大けがをし、警察は、現場から逃走していた近くに住む46歳の容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕し、事件のいきさつを調べています。
2日午前8時10分ごろ、松江市東持田町の「平成ニュータウン」の路上で、近くに住む40代の女性が血を流して倒れているのが見つかりました。
通報を受けて駆けつけた警察が調べたところ、女性は、ハンマーのようなもので頭を殴られていて、全治4週間の大けがを負いました。
警察は、現場から逃走した容疑者の行方を捜査していたところ、2日午後、松江市内で発見し、殺人未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、現場近くに住む無職の秦靖洋(46)容疑者で、警察の調べに対し、「被害者の頭をハンマーで何回か叩いたことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述し、容疑を一部否認しているということです。
警察は事件のいきさつを調べています。
一方、警察によりますと、女性は、秦容疑者から暴言をはかれるなどの嫌がらせを受けていて、平成29年以降、警察に4回相談していたということです。
松江警察署の岩垣善保副署長は、「助言やパトロールなどを行い、適切に対応してきた」と話しています。
【現場は郊外の大型団地】
現場になった「平成ニュータウン」は、松江市の中心部から北東に5キロほど離れた郊外にある住宅団地です。