2018年7月4日、外国企業が真っ先にベトナムに進出するのは南部の地方都市ホーチミンで、首都ハノイではない。
インフラなどが整っていることと商習慣が理由だと言われるが、ホーチミンはあくまでも南部の一都市である。
そんなベトナム南部だが、実際には南部という地方はなく、ホーチミンがある南東部とカンボジア寄りにあるメコンデルタに分かれる。
このメコンデルタの中でベトナム政府の中央直轄市(省と同格の行政区分)であり、水上市場で知られるカントーがある。
観光地として有名で、特に欧米人が大挙して訪れる。
そんなカントーは実はベトナムでは美人の産地として知られる。
ベトナムのナイト・エンターテインメントに詳しい日本人たちが口を揃えるのは「南部の水商売の女性はほとんどがカントー出身」という。
秋田美人のように、ベトナムでも美人の産地はハノイなどの北部とされるが、南部の水商売の女性はカントーから来ているというのだ。
そんなカントーの夜の街を散策してみたところ、残念ながらその確証は得られなかった。
ベトナムは性風俗店などを厳しく取り締まっているため、外国人が辿り着けるローカル向けの性風俗店というのはほとんどない。
看板などを一切出さないため、民家とすら見分けがつかないのだ。
カントーは地方都市のため、なおさらそういった店は目立ってしまうために裏に隠れる傾向にある。
ある区域ではマッサージ店の呼び込み男性が「スペシャルがある」と声をかけてきた。
ただ、いわゆる本番と呼ばれる行為はカントーにはないとも言っていた。
警察が厳しいのだという。
東南アジアはどこの国でも夜の世界に従事する女性は地元では働かずに観光地や首都圏に出稼ぎに行く傾向にある。
カントーが美人の宝庫だとしても、カントーでそれを知るよしのないことに、わざわざ現地に赴いたあとに気がついた。
【日時】2018年07月04日(水)
【提供】Global News Asia