全国犬ぞりレース4連覇 秩父別の塩谷さん 最高峰「稚内大会」
02/28 05:00
優勝した塩谷さんとリン(左)とバウル(右)
優勝した塩谷さんとリン(左)とバウル(右)
【秩父別】全国最大規模の犬ぞりレース「第36回全国犬ぞり稚内大会」(実行委主催)に、町内在住の塩谷拓真さん(20)=拓殖道短大2年=が自宅で飼うシベリアンハスキーとともに出場し、2頭引きレース(一般クラス)で4連覇した。実行委によると記録の残る中で、同部門では大会史上初。
同大会は、1984年から続く犬ぞりレースの最高峰。23、24の両日に稚内市大沼特設会場で行われ、道内外から全国の愛犬家72チーム、犬延べ178匹が出場した。計7競技12種目が開催された。
塩谷さんは、シベリアンハスキーのオスのバウル(6歳)、メスのリン(2歳)とともに出場。優勝した2頭引きレース(一般クラス)は、ハスキーがそりを引き、全長1キロのコースを1組ずつ走るタイムレース。今年は全5チームが出場し、「犬たちは冷静に淡々と走ってくれた」(塩谷さん)と、2位に7秒差をつける2分28秒43でゴールした。塩谷さんは2015年から、18年の暴風雪による中止を挟み、勝ち続けている。