なぜか1カ月ほど前から金髪に染めていたという。
神戸市立名倉小1年の生田美玲さん(6)の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで24日に兵庫県警に逮捕された無職の君野康弘容疑者(47=同市長田区)は、猫に対して異常な関心があったようだ。
君野容疑者は、美玲ちゃんの遺体が発見された雑木林から30メートルほど離れた文化住宅の2階で一人暮らしをしていた。
「引っ越してきてすぐに部屋の中を見せてもらったんですが、ほとんど家具はなく、古いパソコンが1台だけ置いてあったのが印象に残っています。<FXで失敗した>と話していましたけど、パソコンの画面をのぞいてみたら、出会い系サイトが映っていた。私は猫を飼っているんですが、数日後にいきなり訪ねてきて、<猫を譲って>と頼まれたんです。子猫を1匹あげましたが、冬なのに部屋の外に締め出したり、ちゃんと面倒を見ている様子はなかった」
「君野容疑者のSNSでは猫にちなんだアカウント名が使われていて、<友達欲しい><たいくつ>などと書き込まれていました」(マスコミ関係者)
捜査関係者などによると、君野容疑者は鹿児島県出身で、県立高を卒業後に陸上自衛隊に2年間ほど勤務。
その後、パチンコ店で働くなどしていた。鹿児島では祖母と2人暮らしだった。
昨年5月に関西地方の刑務所を出所し、神戸に移り住んだという。
自宅付近では首を切られたハトの死骸が見つかったり、猫殺しが起きるなど、近所で気味悪がられていたという。
「精神的に不安定で、睡眠薬も服用していたようです。なぜか中国人女性と出会えるネット上の掲示板に<結婚相手メルトモ募集>と書き込んでいた。近所で厄介者扱いされ、ネットで孤独を紛らわせていたのかもしれません」(捜査事情通)
【日時】2014年09月25日(木)
【提供】日刊現代