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報告1999/09/03 読売新聞 東京朝刊
鎌倉保育園が体罰を全面的に認める 園長解任、運営陣一新＝神奈川
鎌倉市佐助の児童養護施設「鎌倉保育園」で、入所児童、生徒が体罰を受けていたと指摘された問題で、同保育園は二日、緊急理事会を開き、体罰の事実を全面的に認め、理事長の佐竹順園長を解任、運営体制を一新することを決めた。同園では、近く学識経験者を入れた改善推進委員会を発足させ、改善計画を立てて県に提出する。
理事会には、理事、監事ら十三人全員が出席、約三時間半にわたって対応を協議した
この問題では、県の第三者機関「かながわ子ども人権審査委員会」の調査で、入所児童、生徒に対する体罰が横行していた実態が明らかになったが、佐竹園長ら旧運営陣は、「現場を知らない委員会による一方的な事実認定だ」と反発していた
しかし、この日の理事会では、同委員会が県側に報告した内容を事実として認め、「真剣に受け止める」ことで一致した
そのうえで、佐竹園長を解任、辞意を表明した佐竹保義・副園長の辞職を認め、体罰に深くかかわっていたと委員会報告で指摘された職員二人を解雇することも決めた。新理事長には仲戸川三郎氏（７２）を選出、園長事務取扱には馬場俊則・事務長（７３）があたることになった。改善推進委員会の委員の人選については、来週中にも候補を選び、できるだけ早い時期に検討作業に入る方針
鎌倉保育園が体罰を全面的に認める 園長解任、運営陣一新＝神奈川
鎌倉市佐助の児童養護施設「鎌倉保育園」で、入所児童、生徒が体罰を受けていたと指摘された問題で、同保育園は二日、緊急理事会を開き、体罰の事実を全面的に認め、理事長の佐竹順園長を解任、運営体制を一新することを決めた。同園では、近く学識経験者を入れた改善推進委員会を発足させ、改善計画を立てて県に提出する。
理事会には、理事、監事ら十三人全員が出席、約三時間半にわたって対応を協議した
この問題では、県の第三者機関「かながわ子ども人権審査委員会」の調査で、入所児童、生徒に対する体罰が横行していた実態が明らかになったが、佐竹園長ら旧運営陣は、「現場を知らない委員会による一方的な事実認定だ」と反発していた
しかし、この日の理事会では、同委員会が県側に報告した内容を事実として認め、「真剣に受け止める」ことで一致した
そのうえで、佐竹園長を解任、辞意を表明した佐竹保義・副園長の辞職を認め、体罰に深くかかわっていたと委員会報告で指摘された職員二人を解雇することも決めた。新理事長には仲戸川三郎氏（７２）を選出、園長事務取扱には馬場俊則・事務長（７３）があたることになった。改善推進委員会の委員の人選については、来週中にも候補を選び、できるだけ早い時期に検討作業に入る方針
