伊達公子破ったクルニッチ涙「勝ってしまいごめん」
[2017年9月12日23時50分]
TL
.
第1セット、足の間からボールを打ち返すクルニッチ(撮影・江口和貴)
第1セット、足の間からボールを打ち返すクルニッチ(撮影・江口和貴)
<テニス:ジャパン女子オープン>◇12日◇東京・有明テニスの森公園
今大会を最後に現役引退を表明していた伊達公子(46=エステティックTBC)が初戦でアレクサンドラ・クルニッチ(24=セルビア)に0−6、0−6で敗戦。これが現役最後の試合となった。
試合後には急きょセレモニーが行われ、勝利したクルニッチは涙を浮かべながら「この試合がどのくらい大事な試合だったか、みなさんも分かっていると思いますし、私にとっても大事な試合でした。とても感情的になった瞬間でした。私としては、伊達選手の対戦相手が私でなければいいのにと思っていましたが、非常に良い経験ができました。とても興味深いキャリアを持った方だと思います。その引退劇の一部に関わることができたことを光栄に思っています。伊達選手はこの先、とても明るい未来が待っていると思いますし、幸せなお気持ちだと思います。きょうは勝ってしまってごめんなさい」と話し、伊達も笑顔で見守っていた。