スケボー四十住さくらが金メダル、女子パーク「満開の桜咲かせる」有言実行
[2021年8月4日13時12分]
スケートボード 女子パーク予選 3本目を滑る四十住(撮影・鈴木みどり)
スケートボード 女子パーク予選 3本目を滑る四十住(撮影・鈴木みどり)
<東京オリンピック(五輪):スケートボード>◇4日◇パーク女子◇有明アーバンスポーツパーク
予選4位通過の四十住(よそずみ)さくら(19=ベンヌ)が金メダルに輝いた。大会前には「東京で満開の桜を咲かせます」と宣言。言葉通りの華麗な滑りで、表彰台に立った。
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「スケボーのイメージはヤンキーとか、悪いイメージが多いけれど、真剣に世界を目指してやっているというのと『楽しい』っていうのを見せたいです」
四十住は心からスケートボードを楽しんでいる。競技との出会いは今から8年前、小6の時だった。地元和歌山・岩出市の自宅前で、13歳上の兄麗以八(れいや)さんにボードを譲ってもらった。きょうだいで年齢差があり、最初は一緒に遊んでほしい一心だった。ほどなくすると「自分がスケボーの楽しさをわかり、今度はお兄ちゃんなしでスケボーをやりたくなった」とのめりこんでいった。
中学生になると毎朝6時半に起き、7時から30分間、自宅前で滑った。誰に言われた訳でもない。「お兄ちゃんが『うるさいからやめろ』っているんですけれどね」。夕方に学校から戻ると、塾に行き、夜は遠方のパークで滑った。
「スケボーを嫌いになったことはないです。楽しさしかない。楽しくなかったら、多分ここまで続いていないと思います」
[匿名さん]