北朝鮮のメディアが故金日成(キム・イルソン)主席の24周忌を迎え、追悼ムードを盛り上げているが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の動向については報道していない。
北朝鮮の労働新聞は9日、1面で金日成主席の24周忌を迎えて、全国各地で故金日成主席と故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の銅像を訪問して花かごを供えたと報道した。
前日(8日)にはキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長とチェ・リョンヘ朝鮮労働党副委員長、パク・ボンジュ首相ら幹部らが8日0時、金主席の遺体が安置された錦繍山太陽宮殿を参拝したと伝えた。
しかし参拝者リストに金委員長はなかった。
北朝鮮のメディアは9日も金委員長の錦繍山太陽宮殿の参拝の有無など、動向について報道していない。
金委員長は2012年から23周忌である昨年まで毎年参拝した。
金委員長の動向報道は去る2日、新義州にある紡織工場と化学繊維工場などの視察を最後に、それ以降一週間、特別な公開活動をしていない。
韓国統一部の当局者は「毎年参拝していたため、行っていなければ異例的」とし「実際には参拝をしたが、報道のみないのか、別の意図で参拝をしていないのかは、もう少し見守る必要がある。関連の動向を見守る」と述べた。
【日時】2018年07月09日(月) 14:19
【提供】WoW!Korea