今月27日、シベリア北東部で巨大な光の輪が夜空に広がるようすを複数の住民が目撃した。
地元メディア『シベリアン・タイムズ(The Siberian Times)』は、「宇宙人の襲来か」と恐怖に震える人の声を伝えた。
報道によると、今月27日の夜、ロシア北部の北極圏にあるサレハルトの複数の住民が、北の空に正体不明の光が出現するのを目撃。
光は当初、白いボール状に見え、写真家のセルゲイ・アニシモフさん(Sergey Anisimov)は「強力なサーチライト」だと思ったそうだが、ボールが渦を巻くようにどんどんと大きくなり、夜空のオーロラに呼応するかのように、青白い色からエメラルドグリーンに変化して、最後には薄く見えなくなった。
SNS上には正体をめぐってさまざまな憶測が飛び交ったが、実はこれ、ロシア軍が27日の夜に行った移動式の大陸間弾道ミサイル「Topol-M」の発射実験が原因。
報道によるとミサイルは、ロシア北西部のプレセツク宇宙基地から3000キロ近く東へ離れたカムチャッカ半島のクラ発射場を目標に発射したもので、ロシア国防省が正式に発表している。
【日時】2017年10月30日(月) 12:24
【提供】ハザードラボ