セブで『Fooda Saversmart』の名前で20年近く営業していたスーパーマーケットが9月をもって全店を閉鎖することを発表した。
同スーパーはセブの経済人が経営していて、セブ市内に3店、タリサイ市に1店、コンソラシオン町に1店の計5店を経営していた。
閉鎖の理由を経営陣は示していないが、コロナ禍による売り上げ減が影響したと見られている。
フィリピンに置けるスーパーマーケット業界は中国系が独占していて、特に大手のシューマート(SM)、ロビンソンなど財閥系のチェーン店は国中に展開をしている。
また、セブではガイサノといった地場資本の大手大手スーパーもあり、これらスーパー経営者は血族として横に繋がっていて、今回閉鎖を決めたFooda Saversmart経営者もこれら財閥と血縁関係にある。
そのため、立地条件の良いFooda Saversmartはこれら財閥系のスーパー・チェーンに吸収されて名前を変えて再出発するのではないかと見られている。
同スーパーの閉鎖発表がされ、9月22日まで営業を続けるため、同スーパーでは安売りが行われると買い物客が殺到していて、新型コロナ感染爆発要注意市に指定されているセブ市の当局者は警戒感を強めている。
【日時】2021年08月27日(金) 11:42
【提供】Philippines Inside News