転落人生から這い上がれない“負け組”たち。行く末は孤独死か
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◆負け組の将来は無縁仏か……超孤独死社会を迎える日本
一度転落すれば、這い上がることが難しい日本社会。
不運にも負け組になってしまった者の行く末について、ノンフィクションライターの菅野久美子氏は「孤独死」の可能性が高いと指摘する。
「特殊清掃現場を長年取材していますが、孤独死を迎える人たちには『小さなつまずき』の経験者が多い。例えば50代の派遣業の男性は、流動的な職場で人間関係を構築できず、誰にも助けを求められずゴミに埋もれて最期を迎えました。また、引きこもりの高齢者が、エレベーターのない激安団地で下におりるのが億劫になり衰弱死……というケースもありました」
他にもリストラ、ブラック企業で挫折など、社会復帰できず孤独死を迎える人が多いという。
「そして孤独死は男性が8割というデータもあります。女性同士は群れることができるけど、男性は年齢を重ねるほど頑固になり、さらに男性は人に頼ることを『恥』と感じることも、原因にあるかもしれませんね」
負け組となり孤独死を避けるために、今をどう生きるかを考えていきたい。