>>968
女子高生というものの、学校には行ってなく、そのくせミニスカで耳にはピアス。
なのに施設にいるときは学術論文雑誌ばかり読み漁り、口数は少なく、外にも出たがらない。(今でこそ大丈夫になったが)
なぜこんな子が派手な格好をするようになったのか、俺には不思議だった
彼女がなぜ精神障害を患い、この池沼施設に入るようになったのか理由を知りたくて、俺は毎日声をかけた
もちろん気持ち悪がられた。汚い目で見られるときもあった
だが俺は諦めず、何とか彼女の力になってあげたかった
ある日、彼女の読んでいた学術雑誌から『アスペルガー症候群』というワードが目に止まった
それは俺が幼い頃からずっと患っていた病でもあり、唯一幼馴染と呼べる存在でもあったので、この病を患っているのはこの施設内で俺だけのはずだが?と彼女に聞いてみた
すると彼女もアスペルガー症候群を患っており、それは医者であった両親を亡くしたことが原因だったらしい。
親は生きているものの、幼い頃に虐待を受けた俺。
医者の娘として丁寧に育てられたが、親を自殺によって失った彼女。
この池沼施設に入って彼女と出会ったことで、俺の人生は一変していった