🏮 小坂町雑談

三本の大きな大きな朱色と白の煙突から、
モクモクと煙が吐き出されていた、
三本ともに同じサイズなのだが、
少し離れると長さが違う様に見える。
町の基幹産業である、火力発電所の煙突だ。

昭和の頃に親父殿とカレイやはぜ釣りをしていたが釣り場所を変えるたびに煙突の長さが変わり
右が長かったり左が長かったり、
不思議な物に見えたものだった。

不思議そうに煙突を見ている自分に親父殿は、
「あの煙突のある町は、おまえのおばあちゃんが、生まれた所なんだよ」と教えてくれた…。

【意地がある、プライドもある。
でもね頼りたいの家を守る為にも…。】

浜辺の町で本家の長女として
生まれた女の物語

激進の明治の世が終わる頃に、
小さな砂浜のある、漁村に長女として生まれたおばあちゃん。

昔の事だから、子だくさんの家庭で１０人姉弟の長女となると、産後の母親をかばって、家の事を取り仕切り姉弟達の面倒をみてやり、それは、それは、忙しい毎日だった訳で、

姉弟達からは、大姉さまと呼ばれ母親の様な優しさと厳しさをあわせ持つ存在だった。

近所の家に嫁ぐが、浜育ちで家を取り仕切りっていた気の強さと子供ができない事で、２年で出戻りに…。

日本が戦争へ向かっていく時代の地方は
貧困だった…。

姉弟達は、大きくなると長男を残し家をでなければならない、次男は養子に、三男四男五男は兵隊に姉妹達は嫁に行く訳で、おばあちゃんも一男二女の家に後妻としてはいった…。

２６才の頃だが、長女との年の差は９才、親子というより、姉妹みたいなものだったし
それは、それは、大変な思いをして悩んで、
結果三人の子供達は家を出ていってしまった…。

旦那が優しくしてくれていたのが、
救いであったけど
子供に恵まれる事はなかった…。

老後の人生とは言えば毎日毎日
近所の婆さん達とのお茶のみ
お酒好きのじいさんとの取っ組み合いの喧嘩
呑むなと言われても呑みたいじいさんとのコップの奪いあいは、凄いものだった。

そんな暮らしのなかで、お祖父さんもお祖母さんも血の繋がりのない自分を本当の孫として、可愛がってくれていた…。

お祖母さんの生まれ育った村に
戦後すぐに変化があった
兵隊に行った男達はみんな海軍
みんな帰って来なかった…。

そこに発電所建設の話しが持ち上がる
それは、それは、賛否両論が飛び交うが、
発電所があれば、家を村を出ていかなくても暮らしていける訳で姉弟が近所に住める訳で…。

砂浜を壊して岸壁を作り
パイプラインを繋ぎ、三本煙突の火力発電ができた。

次男三男は電力会社の社員になり、村が町になり立派な役場が出来て、道路も整備され、お金も海もあるから観光事業をしたりと地域は発展していった。

お祖母さんお祖父さんが他界して三十数年
親父殿が他界して八年、
代替わりもしてるし、そろそろ縁を切っていってもよい頃合いではあるけど、義理事が多くてなかなか上手くいかない。
血の繋がりがないからこそ気を使う訳で…。
血の繋がりがあったら、ハッキリ言い合えるような気がする。

そんな微妙な空気の中で、お祖母さんの甥で
実家の次男さん、別家の男性が亡くなる。

葬儀に行くとそれは、それは、立派な葬儀で
別家とはいえ、電力会社で四十年以上勤め上げ
三人の娘の内二人の旦那は、電力会社社員、
その内一人は婿養子だから、生花や弔電など
凄い事になっていて家格に合わない立派な法名も貰っていた。
それは、地域とお寺に貢献した立派な人だからそうしてもらえる訳で誇らしい事だと思う。

立派な葬儀ではあるけど、喪主を勤める奥さんも、補佐をする婿養子も別家という形を崩さずに本家や叔父筋に対する礼をきちんとするところは昔ながらの硬い地域性なんだなと思った。

無事葬儀も納骨も終わり、法要になるが５０人位いるわけで、和尚さんのお経を聞き焼香しながら考えるのは宴会の時に自分が座る場所であり、この硬い空気だと嫌な場所に座らされる様な気がしていた…。

喫煙所でタバコを吹かして
重い足取りで宴会場に向かうと、
正面から自分と同じ位の年の女性が、にこやかな顔で(本家の長女です、父親の付き添いで…。)と挨拶をしてきて自分の座る場所を案内してくれた。
途中で何処に座るか検討が付き、悲しい顔をしているとそれに気がついた様で、(まっ、しょうがないですね)とちょい笑い気味に言われて、
(いう事きくのも義理事のルールだから我慢するしかないですよ)と話したら
(ほんと重い事)とせつなそうな顔をしながら話していた。

自分の名前が書れた札の席に座るが
これがまた、いごごちが悪いわけで、
左は通路を挟んで和尚さんと弔辞をあげたじいさんで正面は、自分のお祖母さんの妹、後が県会議員の先生で、右がお祖母さんの甥っ子って言ってもじいさんで

頂きますから始まり、どうでもいい昔話をふったりふられたり、一万円以上のご馳走を前にしても全然うれしくなく、まわりの様子を伺い、コップが空になる人がいたら素早くお酌する。

すると本家の親父さんが、長女を手招き、何かを伝える長女は喪主の所に行くと
喪主家族が、総出でお酌を始める。

流石本家の親父さん回りをキッチリ観察してるなと感心していると、
正面のお祖母さんの妹を筆頭に自分に対する攻撃が始まる、生きてる間に嫁の顔を見せろとか、いつまで遊んでるだとか、家をどうする気だとか、男が好きなのかとか、死んだ親父殿がとか、母親がとか、
まっ、お約束の散々な言われようで…。
しどろもどろになりながらも、てきとうに誤魔化す訳で、そうこうしているうちに、和尚さんが、席を立ったので素早く自分も退散をする。

喪主も含め皆さんに、挨拶をして外の喫煙所に行き景色を眺めながらタバコに火をつける。
高台にあるお寺から見える海の景色は、のどかで優雅で島々に打ち付ける白い波、真っ青の海水、ゆっくり進む遊覧船が、時間を忘れさせる様な情景だった。
(ずいぶんいじめられた様ですね)と後ろから声がした、振り向くとニヤリとした顔がで本家の長女が、タバコに火をつけていた。
(義理事の時は何処でも散々言われるから、慣れっこですよ、悪いのは自分だし)あっさりと受け流すと
少しキッてな顔になり(頭にきません！言い返したくなるでしょう？)と
(それじゃ義理事にでれませんよ、それこそ家に迷惑をかける事になると思いますよ)
せつない顔になり(ずっと我慢してたの？)
(これからも…。じゃあまた…。)
のどかで風流なお寺をあとにした。

時の流れとは早いもので、あれから一年たつ
一周忌にお呼ばれのお手紙がついたわけで、
お呼ばれされれば断る訳にもいかず…。

高台のお寺からの景色はあいからわず綺麗でタバコを吸いながらボケーっとしてしまう。

そういえば、去年は気が付かなかったが、発電所の三本の煙突がなくなってる！
いつの間にか子綺麗な新しい建物に！

和尚さんのお経も終り、お祖母さんの甥っ子達と言ってもじいさん達と海苔やワカメや魚の話しで盛り上がりながらお墓に歩いて向かうと、
後ろから
スタスタッタっと小走りして、自分達の前にきて
(本家の長女です、今日は、来ていただきありがとうございました)と頭を下げて、去っていった。

自分とじいさん達は、キョトンとしてしまった。

自分達の感覚では、普通の事を普通にしてるだけだし本家に対してなにも感じていない訳で、別家の婿さんがたまたますれ違った時に、婿さんから挨拶されるのならばわかるが…。

宴会の席は最初から諦めていたが予想以上に、いごごちが悪い！
前回より人数が少ない分、凝縮するのはいいけど隣のじいさん以外と話しした事ある人いないし、自分の正面が県会議員さんで通路を挟んだ隣が和尚さん。
苦痛の時間を耐えつつ、タバコ休憩で逃げようと思い外の景色のよい喫煙所へ
すると別家の婿さんと本家の長女がいた。

いよいよクライマックスだけど
恥ずかしいから止めておこう。


ちなみに、最後の一文は

血の繋がりがなくても自分は本家を取り仕切りっていた大姉の孫だから…。

さっさと寝る。

雨早くやむといいな

ちっ、

虫に刺された。
大丈夫か心配だな。

年取るとスッ転んで、黒血ができてそのまま元に戻らずに、染みになるから…。

元に戻るといいな。

今日はハナの日。

花で思い出すのが彼岸花、いつもピッタリ秋彼岸の時期に花を咲かす！
その年によって気温や湿度が違うのに
でも、流石に今年は早く咲くんだろうな。

楽になりたいな

犬派、ネコ派。
犬派な自分であるが、１５センチ位しかない、痩せ細った、三毛ネコが庭先でうずくまっていた…。

二時間位じっとして動かない、近づいてみると首を上げてこっちを見てくる。
その愛くるしさに、一発でやられ、牛乳取りに行って、戻るともう居なかった…。

やっぱり犬だな。

明日もいたらどうしよう。

どっかにいっちまたようだな
一安心。

空気を読めないというか…。
知らないから聞くのは当然というか…。
できないと思うからしないとか…。

なんかユルすぎる世の中になってる様な感じだな

ペットショップかホームセンターに行ってみるか

ホームセンターのペットコーナーで
錦鯉見てたら、翌日に、その様子を見ていた仕事場のパートから魚じゃないものを見ましょうねと
小バカにされた…。
こいの勉強の為に見てたんだよ！と言い返したが
更に色々言われちった…。

そんな過去の思い出があるので
ついついキョロキョロしてしまう。

だまってる方がいいな

お墓参りに行かなきゃな。

出来ることなら、庭に咲いてる花にしたい。
貧乏だけどケチんぼで言っているのではなく
ご先祖様に、庭でこういう花が咲いてるよと
教えてあげたい。

家に着くと、なんとっ！
彼岸花がつぼみをつけている！

一ヶ月以上早いな。
お盆だけどお墓に彼岸花を持って行こうかな。

年々お盆の空気が薄れていく様な感じだな。
ただの連休になっていってる感じ。

仕事場で事件ばかり起こる。
まるで呪われている様に…。


でも、心配していた虫刺されの跡は残らずキレイになった。
これならお尻見られても大丈夫だな。

いい事あるといいな

庭の花だけじゃボリュームがないからな
少し買った方がいいかもな。

お墓にあがってる花って以外と面白い
いっぱいあがって賑やかな物や
大菊だけの豪華バージョンや
洋花メインの物や
小菊やアスターだけの可愛い物など
見ていると面白いな。

おかずがいっぱいだ

美味しい物は飽きるな
たまに食べるから、美味しいのかもな

昔だったらもっと美味しい物を捜せよいと思ったものだが
年取るとお腹いっぱいで終わっちまうな。

美人薄命とはよくいったものだな
あっちには書けないから
ご冥福を心より祈りつつ
感謝をしたい。

そして粹な計らいをしてくれたあいつにも

某パン屋の新商品の
カレーパンすごく美味しいな。

でもすぐなくなるんだろうな。

やっぱりお盆営業だな

すっからかんに抜かれたな

今日は勝てるといいな

人それぞれだと思うが
ラーメンを食べる時に
麺が先かスープが先か具材が先か？

自分はいつも違うというか、
その時によってバラバラだな