海老沼、V4へ闘志 男子66キロ級 世界柔道
産経新聞 8月23日(日)7時55分配信
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■「百パーセント」負傷の左肩不安なく
「やるべきことをやり、試合で全部を出し切りたい」。日本男子最多に並ぶ大会4連覇に挑む男子66キロ級の海老沼は、いつものように静かに闘志を燃やした。
現地の練習でも、真剣な表情で稽古に向かう姿勢は不変。発汗用のサウナスーツで激しく体を動かし、その後は寝技などに時間を割いた。
4月の練習で左肩に全治約2カ月の負傷。予定していたその後の国際大会にも出場できなくなった。試練に襲われても動じず、地道なリハビリと鍛錬を重ねてきた。同じく大会3連覇の実績を持つ男子の井上康生監督は「彼のすごさはどれだけ頂点に立とうが、勝ちを追求して自分を変えず、逆境に耐えてここまできたこと」と認める。
「試合までに必ず百パーセントに持っていく」と話していた25歳は、得意の背負い投げを出せるまで回復。この日の練習後に「不安はない」と言い切った。試合は大会2日目の25日。来夏のリオデジャネイロ五輪を前に、世界最強を改めて印象づける。(田中充)
産経新聞 8月23日(日)7時55分配信
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■「百パーセント」負傷の左肩不安なく
「やるべきことをやり、試合で全部を出し切りたい」。日本男子最多に並ぶ大会4連覇に挑む男子66キロ級の海老沼は、いつものように静かに闘志を燃やした。
現地の練習でも、真剣な表情で稽古に向かう姿勢は不変。発汗用のサウナスーツで激しく体を動かし、その後は寝技などに時間を割いた。
4月の練習で左肩に全治約2カ月の負傷。予定していたその後の国際大会にも出場できなくなった。試練に襲われても動じず、地道なリハビリと鍛錬を重ねてきた。同じく大会3連覇の実績を持つ男子の井上康生監督は「彼のすごさはどれだけ頂点に立とうが、勝ちを追求して自分を変えず、逆境に耐えてここまできたこと」と認める。
「試合までに必ず百パーセントに持っていく」と話していた25歳は、得意の背負い投げを出せるまで回復。この日の練習後に「不安はない」と言い切った。試合は大会2日目の25日。来夏のリオデジャネイロ五輪を前に、世界最強を改めて印象づける。(田中充)