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ほれ、インチキ巨人が
【球界平成裏面史(25)、96年・長嶋巨人VS星野中日(2)】中日・星野監督が試合終了後、審判団を“襲撃”するという事件が起きたのは平成8年(1996年9月20日の巨人戦(東京ドーム)だった。「誰に頼まれたんや! この期に及んで汚いぞ! 今日は言うぞ。お前ら汚い。公平にやれ!」。延長戦の末、サヨナラ負けを喫した星野監督は試合後、7回にパウエルの遊ゴロをアウト、10回二死満塁で彦野のハーフスイングを空振りと判定した上本一塁塁審を三塁ベンチ横通路で待ち受け、怒りを爆発させた。もみ合いの中で止めに入った田中責任審判の左ヒザに星野監督の蹴りが2度ヒットすると「この野郎!」と田中審判も反撃。現場は大混乱に陥った。
「東京ドームでどれだけガマンしたことか。スコアラーも捕手もみんな“あそこではストライクゾーンが変わる。おかしい”と言っている」。ヤクルトや阪神からも巨人戦でのジャッジに対する不満が出ていたこともあって「ノムさん(ヤクルト・野村監督)も藤田(阪神・藤田監督)も言ってるだろう。ひいきしてくれとは言わんがせめて公平にしてくれってんだ」と怒りのマグマはたまっていた。「(意図的に巨人に有利な判定した審判は)死刑だよ」。物騒なジョークを口にしたこともあったほどだ。