震度5強、悪石島の住民が奄美に到着 地震頻発でフェリー避難
12/11(土) 19:47配信
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毎日新聞
奄美大島に到着し役場職員から説明を受ける悪石島からの避難者ら=鹿児島県奄美市で2021年12月11日午後3時54分、神田和明撮影
9日に震度5強を観測するなど地震が頻発している鹿児島県十島村の悪石(あくせき)島からの島外避難を希望する住民の避難が11日始まり、4世帯16人が村営フェリーで同県奄美市(奄美大島)に到着した。同市内のホテルや親類宅などで過ごすことにしており、避難期間は決まっていないという。
【崖の一部が崩れた悪石島】
同日朝に悪石島を出発したフェリーは午後3時半ごろ、名瀬港に到着。バッグなどを手に疲れた表情でタラップを下りた住民は十島村職員の出迎えを受け、それぞれの避難先に向かった。親子3人で避難してきたパート職員、有川美香さん(46)は「(震度5強時は)激しい揺れで鍋などが落ちてきた。地震が続き不安で夜も寝られなかった」と振り返る。「これからゆっくりとできるけれど、いつまでと決まっていないのでその点は不安。揺れが収まって早く帰れるようになってほしい」と話した。
悪石島を含むトカラ列島近海では4日から地震活動が続き、11日午後3時現在、震度1以上を観測した地震は281回に上る。悪石島の住民は75人。村によると、12日には8世帯14人が鹿児島市にフェリーで向かう予定。
[匿名さん]
悪石島から避難の住民 鹿児島港に到着
2021年12月12日 21時04分
今月9日、震度5強の揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島から島外に避難する住民たちが12日夜、フェリーで鹿児島港に到着しました。
トカラ列島近海では今月4日から、震度1以上の揺れを伴う地震が12日午後7時の時点で285回、観測されています。
このうち、今月9日に震度5強の強い揺れを観測した悪石島では、住民の4割が島外への避難を希望し、11日、4世帯16人が奄美大島に移動したほか、12日は8世帯14人がフェリーで鹿児島市の鹿児島港に到着しました。
午後7時30分ごろ、フェリーから降りた住民たちは村の職員に案内されながら用意された車に乗り込み、ホテルへ移動しました。
村によりますと、鹿児島港に到着した住民のうち3世帯7人は村が借り上げた鹿児島市内のホテルに滞在し、それ以外の住民は県内の親せきの家などに移動するということです。
中学3年の男子生徒は「早く島に戻って学校に行きたいです。避難は不安ですが、勉強して過ごします」と話していました。
[匿名さん]