総務省消防庁によると、13日午後5時半現在で、災害の危険度を示す警戒レベルが最高の「5」にあたる緊急安全確保が広島県の3市町の約5800世帯1万2000人に、「4」の避難指示が西日本を中心に11県の計約163万世帯361万人に出された。
広島県では13日朝、積乱雲が次々に発生して同じ場所で雨が降り続く「線状降水帯」が発生。昼過ぎには三次(みよし)市で中国地方最大の1級河川・江(ごう)の川が氾濫した。国土交通省によると、氾濫は江の川を含めて中国・九州の9河川で起きた。
気象庁によると、停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。「災害級」の大雨は数日続く見込みで、14日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で▽九州北部、東海300ミリ▽四国、近畿、関東甲信250ミリ▽九州南部、中国、北陸200ミリ▽東北120ミリ――。
九州・中国・四国では18日まで警報級の大雨となる可能性があり、北陸と東海も17日、関東甲信と近畿も16日にかけて大雨に警戒が必要だ。
13日午後9時現在の24時間雨量の最大値は▽雲仙市571・5ミリ▽熊本県天草市378ミリ▽長崎県島原市370・5ミリ――で、いずれも観測史上最大となった。11日の降り始めからの総雨量は▽雲仙市832ミリ▽福岡県大牟田市618・5ミリ▽佐賀市587・5ミリ――を観測するなど、各地で8月の平年1カ月分総雨量の2倍を超えた。【比嘉洋、中里顕】
広島県では13日朝、積乱雲が次々に発生して同じ場所で雨が降り続く「線状降水帯」が発生。昼過ぎには三次(みよし)市で中国地方最大の1級河川・江(ごう)の川が氾濫した。国土交通省によると、氾濫は江の川を含めて中国・九州の9河川で起きた。
気象庁によると、停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。「災害級」の大雨は数日続く見込みで、14日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で▽九州北部、東海300ミリ▽四国、近畿、関東甲信250ミリ▽九州南部、中国、北陸200ミリ▽東北120ミリ――。
九州・中国・四国では18日まで警報級の大雨となる可能性があり、北陸と東海も17日、関東甲信と近畿も16日にかけて大雨に警戒が必要だ。
13日午後9時現在の24時間雨量の最大値は▽雲仙市571・5ミリ▽熊本県天草市378ミリ▽長崎県島原市370・5ミリ――で、いずれも観測史上最大となった。11日の降り始めからの総雨量は▽雲仙市832ミリ▽福岡県大牟田市618・5ミリ▽佐賀市587・5ミリ――を観測するなど、各地で8月の平年1カ月分総雨量の2倍を超えた。【比嘉洋、中里顕】