>>276
群馬県は18日、県内で新たに27人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表し、1日あたりの数としては5月に緊急事態宣言が解除されてから最も多くなりました。
感染が確認されたのは、大泉町の10歳未満から40代までの男女9人、太田市の10歳未満から40代までの男女5人、館林保健所管内の10代から40代までの男女5人、伊勢崎市の20代と40代の男性3人、伊勢崎保健所管内の30代の男性と40代の女性、邑楽町の30代の男性と女性、藤岡市の30代の女性の合わせて27人です。
このうち4人は、感染者の集団=クラスターが発生した日本発条の群馬工場に派遣されている人で、この工場の感染者は合わせて22人になりました。
また27人のうち13人は、すでに感染が確認された人の濃厚接触者です。
県は、今月16日までの1週間に県内で感染が判明した90人のうち、およそ7割が外国籍の人だとみられるとしていましたが、18日の結果では、その割合がさらに増えていることを明らかにしました。
山本知事は感染者が増えていることを受けて、18日夜、臨時の記者会見を開き、19日から4連休が始まるのを前に「お彼岸などで集まりもあると思うが、家族以外の接触をできるだけ避け、体調が悪い場合は旅行や墓参りを控えてほしい」と述べました。
その上で、3密を避けるとともに、ホームパーティーや大人数での会食や大声での会話を控えること、外食をする場合は感染対策を行っている店に行くなど感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。
さらに「私たちが戦う相手はコロナウイルスで、人間ではない。感染者は被害者だ」と述べ、患者やその家族などへの差別やひぼう中傷をしないよう訴えました。
県内で感染が確認された人は629人になり、473人が退院や退所し、19人が死亡していて、101人が入院、2人が宿泊施設で療養し、27人が入院調整中です。
このほか7人が県外で入院しています。
県内で入院中の人のうち、1人が重症です。