>>117
あなたの質問がまじめなものであると感じたので、私もマジレスします。
UP「フイリピン大学」は確かに東洋最古の世界的に有名な大学で、格式などは日本の大学の比ではありません。しかし、世界中どこでも同じですが、優秀な大学出の人間だけで、その国を発展させ、経済を豊かにしてるとは限らないのです。
なぜ日本のように豊かに発展せず、他の東南アジアとも異なるのか、私の知ってる範囲で記述してみます。
ー主な原因。
フイリピンは大小7,000からなる島国です。これはタイやヴェトナムと大きく違います。
言語もタガログ、ビザヤ,イロカノ、セブアーノ、パンガシナン、その他主要言語だけでも数十あり、長らく共通言語のない状態でした。さらに乾期では平均気温が42度となり、最悪の労働条件になります。
スペインの植民地として300年以上、自由も自治もなく、スペイン語が共通語となり、植民政策の要としてカソリックに帰依させられ、教育も与えられず、奴隷のような状態でした。現在でもフイリピンの食事はスプーンとフォークです。ナイフは食事用でも持つことは禁止されていました。
その後、スペインとアメリカの戦争の結果、アメリカの植民地となり、共通語が英語になったのと、一部見せかけの自治が与えられたが、実質奴隷状態は変わりませんでした。
アメリカに対する反乱や独立運動の機運もありましたが、アメリカの徹底した弾圧で圧殺されました。
セブでは13歳以上の男子は全員殺され、この時の経験からアメリカ陸軍の正式拳銃が38口径から45口径に代わりました。(ビザヤの戦士を殺すには数発が必要だったため)