💎 龍ケ崎市雑談

茨城県龍ケ崎市が牛久沼東岸の国道6号沿いに計画する道の駅整備事業を巡り、市は昨年に実施したアンケートの結果を7日までに公開した。アンケートはWEBとアンケート用紙で行われ、回答数は1711件で、95%が同市民からの回答だった。

道の駅について「必要ない」は50・8%。「整備してほしい」または「整備してほしいが、機能・施設の内容は十分に検討してほしい」が計43・2%で、反対が賛成をやや上回った。市は、回答を可否判断の参考にする。

事業は前市長時代の2017年に基本計画が定められた。だが、軟弱地盤や地中埋設物が絡み、休止状態に陥っている。昨年1月に就任した萩原勇市長は事業の「再検証」を唱え、本年度内に継続か中止かを含め決める見通しだ。

アンケートは全13設問で、昨年11月7日～12月28日の間に実施。事業の賛否や牛久沼のにぎわいづくりに求める取り組みを尋ねた。自由記述では「集客を見込めない」「地域活性化の観点で高い効果を望める」といった意見が寄せられた。

市は昨年秋、概算事業費は基本計画比で約8億5千万円増の約25億6100万円になるとの試算を明らかにしている。道の駅に代わり芝生広場を整備したり、現状を維持したりする案も示している。

事業の方向性に関し、萩原市長は取材に「アンケートなどを踏まえ、議会と丁寧に議論し、3月末までに判断したい」と語った。

アンケートの結果は市ホームページで閲覧できる。

茨城新聞社