>>973
畏敬のティーガーさん
そうですね。点だけで物を見ればそうですが、ソ連軍はなぜ焦土作戦をしたのか?
と考えてください。
テクノロジーではドイツに負け、電撃作戦で、深く国土内に攻め込まれたソ連ですが、
30万人のドイツ軍への食糧、燃料、武器弾薬の補給線は大きく伸びきってました。
しかし、ドイツ軍はそのテクノロジーでハーフトラックや優れた装甲車、戦車
自動車などで最初はなんとか補給線を繋いでましたが、焦土作戦で現地で水の一滴
麦粒一つ入手できない状況下で、さらに、物資を蓄積する倉庫も無い。
兵士が休む兵舎も無い。その状況では、徐々に補給線の維持が不可能になって、
ヒットラー必殺の電撃作戦も途中で進むことが出来なくなりました。
そして、ソ連に取って最大の援軍、冬将軍がやってきます。
かってナポレオンからも旧ロシアを守った冬将軍の前には、テクノロジーに優れる
ドイツ軍といえども、現在の様にタイヤチェーンやスタッドレスタイヤなど無く、
自慢の車両は雪の中で立ち往生。進も引くも出来なくて瓦解してしまった訳です。
これが焦土作戦を行わず、町を残していれば、ドイツ軍は町に物資を蓄積し、
寒さに建物の中で耐えて、進軍は無理でも、春まで待機出来たとは思いませんか?
私が言った事はこういう事です。
物事は目の前の点だけではなく、点と点を結び線にして、さらに線と線を繋げて
面にして見て見る事です。
こういった事はヤクザからも学びましたし、自衛隊の幹候でも学びました。