県東部で路線バスを運行している一畑バスは、運転手不足のため、来月(10月)1日から出雲市内の2つの路線でも1日14便を減便することを決めました。
一畑バスによりますと、来月1日から減便するのは、出雲市内を走る大社線の43便のうち12便と、日御碕線の20便のうち2便の、合わせて14便です。
バスの運転手が慢性的に不足していて、安定的な運行に必要な運転手を確保することが困難になったため、減便に踏み切ったということです。
2つの路線は、いずれも観光地の出雲大社前を通過するルートで、観光面への影響が懸念されます。
また、一畑バスは、JR出雲市駅と出雲大社バスターミナルを出発する最終便を10分繰り上げて運行します。
一畑バスは、運転手不足を理由に、先月(8月)にも松江市内と雲南市内を走る5つの路線で減便しています。
一畑バスは、「利用者のみなさまには大変申し訳ないが、今回の判断は苦渋の決断だ。安定的な運行を続けるためご理解をいただきたい」としています。
県内の路線バスを巡っては、松江市営バスも同じような理由で、来月から4つの路線で減便することにしていて、路線バスの運転手不足は大きな課題になっています。