😈 群馬不良・族

金融当局の課題 ｢半ｸﾞﾚ資金｣を一網打尽にせよ
週刊文春 [12/13 18:01]

東京･六本木のｸﾗﾌﾞ｢ﾌﾗﾜｰ｣で9月､飲食店経営者が撲殺される事件があった｡警視庁は暴走族｢関東連合｣のOBら15人の逮捕状を取り､2人が今月9日に出頭したが､未だ事件の全容解明には至っていない｡容疑者はﾔｸｻﾞでも堅気でもない｢半ｸﾞﾚ｣と呼ばれる不良集団で､｢暴力団のような明確な組織でなく､構成員の把握は難しい｣(警察庁関係者)のが特徴｡彼らが運用する｢半ｸﾞﾚ資金｣も､金融当局にとって新たな課題となっている｡
11月19日､警視庁は振り込め詐欺の主犯格･松下憲二容疑者(28)を逮捕した｡振り込め詐欺は半ｸﾞﾚ集団のおもな資金源だが､捜査当局が注目したのはその資金力だ｡
｢松下らは証券ﾏﾝを装い､お年寄りに架空の債券を売りつけていた｡

詐欺で得た資金は30億円以上｡ｱｼﾞﾄからは現金2億円も発見された｣(捜査関係者)
振り込め詐欺の被害額は年間300億円近くにのぼり､資金力は中規模の暴力団を凌ぐ｡彼らが詐欺で得た金のﾏﾈｰﾛﾝﾀﾞﾘﾝｸﾞに使うのが証券取引だ｡｢銀行口座ほど当局の監視が厳しくなく､多額の資金を比較的短期間に運用できる『うまみ』のある装置｣(同前)だからだ｡