🌎 国際ニュース

韓国・キョンギド（京畿道）キンポ（金浦）地域の市民団体らが建設業者から30万ウォン（約3万円）相当のアワビの贈り物を受け取った市議会議員らに対する糾弾の声を高めている。

16の団体で構成された金浦民主市民社会団体連帯会議は28日、論評を通じて「捜査当局はアワビの贈り物を受け取った市議会議員に対し、徹底的かつ迅速な調査と措置を取るべきだ」と促した。連帯会議は「金浦市議会議員のアワビ贈り物授受事件は市民に大きな衝撃を与えた」とし「選出職公職者は誰よりも道徳的でなければならないにもかかわらず、こうした基本にもならないことをし、市民に失望感を与えた。到底容認できない」と述べた。続けて「去る9月、秋夕（チュソク、中秋節）のとき、金浦市議会議員全体の12人にそれぞれ30万ウォン相当のアワビの贈り物が渡された」とし「このうち4人はすぐ受け取り拒否措置をしたが、残りの8人に贈り物を受け取った」と説明した。連帯会議は「市議会が去る25日に発表した謝罪文で真正性を見出すことが難しい」とし「議員らは名節で忙しくて贈り物をまともに確認できなかったと言うが、贈り物を受け取った後でも、確認後すぐに申告すべきだったにもかかわらず、謝罪文で弁解するのに汲々としている姿を見せ、市民はさらに憤っている」と指摘した。また「市議会議員の道徳不感症がこの程度なのに、果たして彼らに50万の金浦市民を代弁して市政を任せてもいいものなのか心配だ」とし「適当な言い訳ばかりで、事態を覆い隠そうとしているが、これが不道徳と腐敗の始まりであり、無能と君臨の種だという事実を知っているので、市民はしっかりと記憶して見守る」と表明した。連帯会議は「市議会の該当政党は議員たちの違法事項に対してどのような措置を取るのか市民に明らかにすることを促す」とし「市民は該当政党の措置により、その政党の道徳基準を評価する」と強調した。

一方、金浦警察署はアワビの贈り物を受け取った市議会議員を対象に、不正請託及び金品など授受の禁止に関する法律違反の容疑に対して捜査を進めている。