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【両親殺害の31歳息子を不起訴 鹿児島地検 理由明らかにせず】
鹿児島市で昨年11月、両親を殺害したとして、殺人容疑で逮捕・送検された息子の無職男性(31)=同市緑ケ丘町=について、鹿児島地検は8日、鑑定留置などの結果を踏まえ不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。同日付で心神喪失者等医療観察法に基づく審判を鹿児島地裁に申し立てた。
地検は男性の刑事責任能力の有無を判断するため、昨年12月8日から約4カ月間の予定で鑑定留置を実施。その後、2度期間を延長し、計8カ月近くにわたって事件時の精神状態などを調べていた。地検は「詳細な鑑定結果は答えられない」としている。
男性は昨年11月3日ごろ、同市牟礼岡1丁目の別居する父親(65)宅で、父親の胸や首を包丁で刺したり切りつけたりして殺害したとして、同4日に殺人容疑で鹿児島中央署に逮捕された。さらに同3日ごろ、同居する母親(64)の顔面などを鈍器のようなもので殴打し殺害したとして、同25日に殺人容疑で鹿児島西署に再逮捕された。
8月8日19:15配信
南日本新聞