鹿児島市立病院の院長人事で嘆願書 [07/23 19:05]
鹿児島市立病院の上津原甲一院長が、今月で退任することが分かりました。後任の院長については外部から任命する人事が固まっていますが、この人事に対し、市立病院の医局では「不可解な人事」だとして23日、森鹿児島市長に対し、嘆願書を提出しました。鹿児島市立病院の上津原甲一院長は、2期8年にわたり、院長を務めてきましたが、今月26日付けで任期が切れることから退任することが決まっています。関係者によりますと、後任の院長については病院内部からの昇格ではなく、外部から任命する人事が固まっているということですが、鹿児島市立病院の院長が外部から任命されるのはこれまで例がなく、極めて異例だということです。これに対し、市立病院の医局や職員組合では「病院の移転が迫っている中、内部の事情が分かっていない院長の人事は不可解」と、話しています。医局は23日、森博幸鹿児島市長に対し、上津原院長の再任を求めるとともに、後任の人事についても、内部の事情を知らない院長は疑問だとする嘆願書を提出。職員組合も24日、同じような嘆願書を提出することにしています。鹿児島市立病院の院長人事は、近く発表される見通しです。