「カニ」の返礼に 職員の“飲み会費用”にも
顧問弁護士「漁協組織に問題」
焼津カツオ盗難
2021/11/29(月) 17:24
配信
テレビ静岡NEWS
静岡県焼津港でカツオを盗んだとして焼津漁協の職員ら5人が起訴された事件。
漁協による聞き取り調査では、別のケースとして職員の飲み会の費用などのため数十年前から主体的にカツオの抜き取りが行われていたことも明らかになりました。
焼津漁協・西川角次郎組合長
「誠に申し訳ございませんでした」
焼津港の漁協職員ら5人が起訴されたカツオ窃盗事件で、漁協は職員やOBへの聞き取り調査の結果を公表しました。
報告書によりますと、事件に関与した水産加工会社から職員にカニが贈られ、その返礼としての抜き取り行為も十数年前から行われていたということです。
また抜き取り行為は複数のケースが確認され、中には職員たちが自ら団体旅行や飲み会の費用に充てるための抜き取り行為も、数十年前から慣行的に行われていたとしています。
漁協は関与したのは焼津港外港の水揚げに関わる職員で組織的な関与は否定しましたが、顧問弁護士は「組織として問題があった」と組織改革の必要性を示しています。
相川洋介弁護士
「組織として上に相談しても無駄だといった方もいます。
隠ぺい体質があるんだと。
やっていたということは若い職員たちはみんな知ってますから、組織として問題があることは間違いない」
また報告書では警察の意向で非公表となっているケースもあり、「さらに職員の逮捕者が出ることも十分に想定される」としています。
テレビ静岡
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