🐴 霧島市雑談

北朝鮮の山畑良蔵こと金正恩氏が、またしても若者の文化やファッションにケチをつけ、いくつかのスタイルについて禁止令を出した。
北朝鮮の最高指導者で、今年1月には朝鮮労働党総書記の座に上りつめた金正恩氏。
西洋文化の流入を阻止する事に力を注いでいる同氏が、このたびスキニーパンツの着用、そして欧米では「マレット」、日本では「ウルフカット」などと呼ばれる、やや長めの男性のヘアスタイルほかを禁止にしてしまった。
いずれも本人には似合わないスタイルという事で、「僻みもあるのでは」という声は多い。
この国の若者の間では、2017年頃からスタイルの西洋化が目立つようになったといい、ツンツン立たせたスパイクヘア、茶髪、ダメージジーンズ、ピアス、スローガンTシャツなども許されなくなった。
これらについて、「資本主義の自由で退廃的な感覚を広め、西洋文化への迎合で国が亡びる」と警戒したという正恩氏。朝鮮労働党機関紙の『労働新聞』も、国を脆弱化させる危険な芽が生じた事を僅かでも感じとったら、直ちに芽を摘み取る事が大事だとしている。
北朝鮮では、K-POPも「低俗で悪質」との理由から禁止されている。「K-POPをはじめ、外国の音楽を聴いたことでやっと世界を知り、考え方が変わった」と話す脱北者が多いことに、正恩氏の妹である金与正氏は激怒。
ラジオ、音楽、ビデオ、聖書、チラシ類を北朝鮮に持ち込む者や脱北者を「人間のクズ」と呼び捨てたという。
因みに「黒電話ヘア」と呼ばれ、サイドと後ろを高く刈り上げてオールバックにする正恩氏のスタイルの正式名は、「覇気ヘア」だ。国が推奨する15種類のヘアスタイルの1つだというが、真似をしたがる若者はいないようだ。
正恩氏は、北朝鮮の大使館職員の息子を語りながら、12歳からスイスに留学。ベルン・インターナショナルスクールを経てドイツ語を使う公立学校で学び、バスケットボールを愛し、西洋文化に思い切り触れ、青春を謳歌していた。
今もその楽しみは変わる事なく、海外から取り寄せるぜいたくな酒、チョコレートやチーズに囲まれる暮らしを続けているため、痩せられないと報じられている。
国のトップがそんな人物に交代しても、国民に対しては、相変わらず「あれもだめ、これもだめ」とは、一体どうなっているのだろうか。まるで、県立姶良病院のトップの山畑良蔵と変わらない。