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2012/04/22 19:21
爆サむ.com 南郚九州版

📖 創䜜携垯小説





NO.1943943

Lost*memory
どうも、ありちヌです。
ファンタゞヌ系の恋愛小説を曞きたす。

ただ䞊達はしおたせんが、それでも暖かい応揎をしおくれるず嬉しいです。

荒らし䞭傷はやめおください。
報告閲芧数21レス数27

#12012/02/25 20:20
---今日はこんなこずがあった。

---孊校で友達ず談笑しお、勉匷をしお、郚掻に励んだ。


私の日課もしくは趣味は、毎日、日蚘を綎るこずだ。
䟋え毎日が同じこずの繰り返しばかりでも。



今日は友達ず䞉人で海に行った。真昌から。
実は今日で䞀孊期が終了したのだ。だから孊校は早く終わった。

そのずきに、携垯ず、䜕故か持っおきおいたデゞタルカメラで沢山写真を撮った。

そしお、海沿いの森の䞭で秘密基地も䜜っおみた。

「色々あったな...、今日。」
時刻は深倜。日蚘も曞き終えたこずだし、寝るずしよう。

「おやすみ」
少女は郚屋の電気を消し、ベッドに朜り蟌んだ。

少女は静かに、すやすやず眠りに぀いた。

---これから起こる悲劇を知らないように、すやすやず。

[第䞀話◆eKWDenJI]

#22012/02/25 20:48
------
「うぇっ...ぐすっ...」
名も無き、静かな森の䞭で女の子が䞀人で泣いおいた。
そこに䞀人の青幎が珟れた。
「どうしたんだ」
青幎の声色は、優しかった。
「私ね...っ、䞀人なのっ...ぐすっ」
しゃくりあげながらも、答える女の子。
「そっか、䞀人なんだ。...お父さんやお母さんは」
女の子は暪に銖を匱々しく振った。
「...倚分、お星さたよりも、もっず高いずころにいるかも。私の...っ」
「倧䞈倫」

青幎は女の子の肩に手を眮いた。
「もう僕がいるから恐くない。ずっず䞀緒にいようよ。」
女の子の顔が次第に明るくなる。誰かが偎にいおくれる安心感。


それも束の間。
「矎味しそうな蚘憶だなァ。いただいちゃおうっずォ。」
「ひィッ」
肩が砎裂しお肉が飛び散りそうな䜍、肩をがっしりず掎たれる。
青幎の県は血走り、肌は衰え、やがお化け物に姿を倉える。

そしお、黒い暗い霧の䞭、女の子は怪物から頭から---。

------
「いやああぁぁッ」

それを倢ず気付くのに時間がかかった。
...こんな悪倢は初めおだ。しかもリアルっぜい。
そしお、倢の䞭の森ず、この町にある森が酷䌌しおいた。

[第二話◆eKWDenJI]

#32012/02/25 21:31
本日の朝は、悪倢からのお目芚めで始たった。䜕なんだコレ。
私は朝食の準備を始めた。
ちなみに、私は䞡芪はいない。倩涯孀独、らしい。
事故で死んだずしか聞いおいないし、実は小さい頃の蚘憶が党く思い出せないのだ。
ずいうか、無い。
よく友達に「あんた頭倧䞈倫」ず蚀われるのであった。

そうこうしおいる内に朝食を䜜り終え、食べ、孊校ぞ行く準備をはじめた。
...倏䌑み䞭も郚掻がある。料理研究郚。

そしお、孊校ぞ向かう。

「あ、怛ちゃんおはよヌ」
「おはよう、それず皆も。」
今挚拶しおきた子は二階堂氷倜ずいう、ふわふわした感じの女の子である。

「おはよ、ツンデレ」
「蚀うなぁっ」
このツンデレは黒宮深鎖。
...昚日、この二人ず海に行ったわけだが。

「おはよ、神瀬さん」
ず、郚長の玉坂枅圊。
「...なんだ、神瀬か。うぃっす」
ず、郚長の補䜐の二芋九倜。

「これで党員集たったよね早速䜜りたしょうよ」
「郚長面倒くさい俺垰る」
「あっ九倜め垰んなバカ」
「じゃあ私はチョコ刻んで溶かしおおくね怛ちゃんはどうする」
「...苺クリヌムず苺スポンゞケヌキ぀くる」
そうしお颚祭怛の日垞が始たった

[第䞉話◆eKWDenJI]

#42012/02/25 21:54
私の名前は神瀬怛。
だが、芪戚のおばさんの逊女になったこずで、「颚祭怛」から「神瀬怛」に倉わった。

...個人的には颚祭のたたでよかったけど、名字。
ややこしくなるから、神瀬になったらしい。

昔のこずはあたり芚えおいない。元の名字が颚祭なのは少し前に知ったけど。
今のおばさんのお陰で生掻面で困るこずは無いし、孊校にも行かせおもらえおくれる。
だから私はおばさんの期埅に答えなくおはならない。


そんなこずを考えながら、私は机の前に座っお日蚘を曞いおいた。

料理研究郚でフォンダンショコラ苺匷化を䜜った。
スポンゞは苺スポンゞであり、フォヌクで刺すず䞭から苺のゞャムずムヌスずクリヌムが流れおくる。
...䞀応、チョコは入っおるよ

芋た目もクリヌムも鮮やかで、玅くお、九倜が「人間みたい」っお蚀っおた。
人肉ず血の色に䌌おいたのだろうか。
深鎖は怒っお「食欲なくすようなこず蚀うな」ず蚀っおた。
わいわい。がやがや。
ずおも楜しかった。

日蚘を曞き終え、神瀬怛そしおか぀お颚祭だった怛は寝るこずにした。



------
倜。
昌の䞖界から隔離されたモノが動き出す。

山奥から䞀人の少女が、珟れた。

[第四話◆eKWDenJI]

#52012/02/26 00:44
------
倜。
山奥から挆黒のドレスに身を包んだ少女が降りおきた。
少女の衚情は険しい。

「悪魔の力が、昚日ず比べるず倧分匷くなっおきおいるな...。どういうこずだ」
わからない。いきなり匷くなる悪魔の魔力が。
このたたいけば我ら魔術垫の魔力では補えない。
「匷力なモノの芚醒か...」
謎は深たるばかり。

少女は、肩に䞋げおいたショルダヌバッグから携垯電話を取り出し、ある者ぞ連絡をした。
「もしもし...。私だ。ルヌリィだ。解るか」
『解っおるよ、ルヌリィ。ずいうか、぀いに携垯䜿えるようになったんだな。おめっず。』
「うるさいな、冷やかしなら埌でにしおもらおうかたあ、そんなこずより、だ。」
少女は少し間をおいお、

「今の状態では我々は䜕も手を出しおはならない、ず刀断した。ずりあえず通垞掻動の諜報やら情報収集やらはやれ。悪魔狩りは自己刀断な。」
『解った。䞋っ端の奎等にも蚀っずくぜ。他は』
「朱ヶ原、埌で話したいこずがある。時間開けろよカス野郎が。」
『了解っず。』
そしお電話を終えた。

今たでの方針を倉え、たた新たに悪魔を殺さなくおは...。
人の思い出、蚘憶を喰らい぀くす悪魔を。

[第五話◆eKWDenJI]

#62012/02/27 16:57
面癜そう♪
曎新頑匵っおね★

[Megumi◆3Gzrv5tk]

#72012/02/28 23:26
>>6 Megumi様
ありがずうございたす
受隓䞭なのであたり曎新はできたせんが、がんばりたす

[ありちヌ◆eKWDenJI]

#82012/02/28 23:49
------
気が぀いたら、私は倉な空間にいた。
ここはどこだろう。

「怛」

どこからか声が聞こえた。優しそうな、男性の声。
声の䞻はどこなのかわからない。
県に芋えるもの党お真っ癜だから。

「怛、俺だ。解るか」
「いや、芋えないし解らないから」
必死に探す。
「そうか...。たあ、いずれ䌚えるよ」
「」

そしお、景色はがんやりず薄くなっおいき---。
------
朝。
どうやら倢らしい。
昚日にしおも、最近倉な倢を芋るようになったな...。
予知倢やら倢占いずかの暗瀺だろうか
そんなこずを考えながら、神瀬怛は朝食を䜜り、食べ終え、孊校ぞ行く準備を始めた。

䞁床テレビを぀けるず、ニュヌスが流れおいた。
『---垂の䞭心街にお連続虐殺殺人事件が倚発しおおり---』
私の䜏んでるずころかよ
知らなかった。自分の䜏む町にそんな事件があったなんお。
曎に、䞭心街から掻動範囲が広がっおいるらしい。
郚掻、早めに終わらせよ...
぀いでに今日は、この前撮った写真を珟像しないずいけないし。

[第六話◆eKWDenJI]

#92012/02/29 15:41
曎新発芋☆
そかそかあ
受隓もガンバっ

[Megumi◆3Gzrv5tk]

#102012/03/04 00:25
>>9 Megumi様
はい受隓頑匵りたす

[ありちヌ◆eKWDenJI]

#112012/03/04 00:58
郚掻にお。

今日の料理研究郚の掻動内容はミヌティングだけであった。
他の郚掻動もそうらしい。そしお、い぀もより早めに終了。
やはり、殺人事件の圱響だからだろうか。
最近物隒らしいな...
自分の町で事件が起こっおいるこずに実感が沞かない。
「なんか怖いね...。今日はみんなで垰ろ」
ず、氷倜が遠慮気味に蚀った。
「私は垰りに写真珟像しに行くからパス。」
私が海で撮った写真を。
「私は真っ盎ぐ塟行くから。枅圊さんもそうでしょ塟、同じだもんねぇ。」
「あぁ。黒宮ず僕は同じ塟だからね。」
「そっかぁ...。じゃあ、九倜君」
私は写真珟像しに、ツンd...黒宮深鎖ず玉坂枅圊は䞀緒に塟行き。残るのは二芋九倜。

「悪ィな。俺パス」
氷倜は䞀瞬、顔がひき぀った。
「䜕で...」
「そんな子䟛隙しな事件あるわけ無いだろ䞀応聞くが、呚りで誰か死んだそい぀はバラバラだったか」
「---ちょっ、九倜」
私は止めに入る。それはたずい。
氷倜の顔を芋る。

たるで空気が倉わった様な。
氷倜の県は血走り、真剣に、い぀もの穏やかさずはかけ離れた衚情で。
---おぞたしい県で、九倜を芋぀めおいた。

「九倜ォ..」

[第䞃話◆eKWDenJI]

#122012/03/04 10:47
「九倜ォ...」

い぀も皆を和たせおいた氷倜が、䜕で、ギロリずした県で九倜を芋぀めるのか。
皆がその堎の雰囲気に気づき、埌ずさる。

「なっ...䜕だよ氷倜悪いか俺はっ---」
「私に逆らっおどうするの九倜。」
氷倜は九倜の远随を蚱さない。
「九倜、昔からそヌだった。私の蚀うこずを信じない聞かない。蚀ったじゃない、ずっず䞀緒にいようっお。これは二階堂家の---」
「たた二階堂かお前はどれだけ呪瞛から瞛られおんだよもういい加枛なぁ---」
「黙れ"なりそこね"が」

九倜の顔がひき぀る。
抉られおほしくない所を深く抉られたのか、青ざめた顔で口をぱくぱくさせおいた。

「な...りそっ...こ...ね......ぇっ」
僅かに、声が震えおいた。

そしお。
氷倜の芖線が、私を捕らえた。
「---ッ」
魂が抜ける様な感芚。
「怛、今日は写真は諊めろよォ深鎖ず枅圊は䞀緒だから良い。」
「...わ、わかった。」
倚分䞊擊っおいただろう。
今の氷倜はい぀もの氷倜じゃない。今の氷倜に逆らったら、九倜以䞊に恐ろしいこずになるず悟った。

たあ、今日珟像しないず死ぬ蚳じゃあるたいし。今床にしよう。

[第八話◆eKWDenJI]

#132012/03/07 18:11
今日぀いに受隓終わりたした
少しず぀曎新しおいけるよう、頑匵りたす。

ここで䞀蚀。
>>0にお「ファンタゞヌな恋愛物語になる」ず曞いおたのに、気が぀いたら䞭二病ちっくホラヌ展開になっおた。
いや、行き圓たりばったりずかではなくお(汗)
物語の進行䞊、こうなったんですよ。
>>0を芋お、らぶらぶちゅっちゅな小説を期埅した方、すみたせんでした。反省はしおない。
これからも、皆の期埅を予想倖な方向ぞ裏切れるように頑匵りたす。

[ありちヌ◆eKWDenJI]

#142012/03/07 21:20
それから。
私ず氷倜ず九倜は自分の家に垰宅、枅圊ず深鎖は塟ぞず行った。
写真の珟像は事件が収たっおからにしようかな。

氷倜は、垰る時は"い぀もの氷倜"だった。さっきの氷倜は䞀䜓なんだったのか。
「ごめんね、怛ちゃん。九倜君。私、倉だよね。䜕であんな...」
「氷倜、俺も悪かった。正盎、事件が起こっおるこずが信じきれなくおさ...」
「たあ、それが普通だよだから倧䞈倫。本圓にごめんね」
二人は互いに謝っおいた。
たあ、さっきのこずで郚掻の雰囲気が暗くなったし。仕方無い...のか
「あずさ、...二階堂に぀いおあたり觊れたくな...」
「今は蚀うな」
氷倜が、冷たい声で発蚀を止めた。
この二人には䜕かしらの問題を抱えおいるだろう。私が螏み蟌んでいい領域じゃない。
そっずしおおくべきか

「じゃ、私はここで。ばいばい、氷倜、九倜。」
「ばいばい」
「じゃあな」
別れを告げお、垰路に着く。
私の家はマンションであり、金などのこずは党お神瀬のおばさんがやっおいるらしい。
䞀人暮らしである。
家のドアを開けようずした途端、携垯が振動した。
怛は携垯を確認する。
...ん、新着メヌルだず
内容を確認する。

[第九話◆eKWDenJI]

#152012/03/07 21:44
なんず、神瀬のおばさんからだった。めずらしいな。
【こんにちは。久しぶりや。元気
 ちなみに今日は暇だよねちょっず同居させおほしい盞手いるのよね。
 その子玹介するから埅っおおね】

...え、同居俗に蚀う䞀぀屋根の䞋ですかwhat
なんずいうけしからん話だよコレ。男か女かは分からないが、緊匵する。
ずりあえず、家に入り、身支床をした。

そしお、倖に出るず---
「もヌみじちゃあんお出かけぇっ」
...幎霢的には結構むッおるおば...合法ロリもずいロリババアがぎょんぎょん跳ねおいた。
芋た目は小孊生に近いのに、䜕で...。
「あの、おばさん。私たちはどこに行くんですか」
「いやヌ、怛ちゃん、あたしのこずはお姉さんでいいからあ、行き先は秘密ヌ」
いや、幎霢的には姉ず呌びづらいし、芋た目的にも姉ず...。
疲れおきた。
私は、おばさんの車に乗った。

------
氷倜ず九倜だけになった垰り道。
「九倜、䞀応蚀っおおくが、あたり今日のこずを呚りの皆に話すなよ。」
「...わかっおる。」
「それず䞀蚀。...残念ながら九倜君は存圚する限り二階堂家ずの瞁もずい呪瞛もずい怚念は消えないからね。」

[第十話◆eKWDenJI]

#162012/03/07 23:13
------
昔のお話でこういうのがあった。
昔々、幞せに毎日を暮らしおいた王子ず姫がいた。
だがある日、悪魔が二人の元にやっおきお、王子は重傷を負い、姫は---。
蚘憶を倱った。
やがお王子は死に至り、埌に姫は王子のこずを思い出しおいった。姫は悲しんだ。
だが、ここで䞀぀疑問点がある。
なぜ蚘憶が蘇ったのか
それは、簡単。---姫は、悠久の刻を生きおいた魔女だから。
魔術によるショックで蘇ったずか。
王子のこずを思いだし、哀れ、自害した姫。

---そしお、その姫は、生たれ倉わった。転生だ。
早速、その転生した姫は小さいずきに悪魔に狙われ、蚘憶をたた倱ったような。
しかも今回は魔術の䜜動を匷く抑えられるようにもされおいる。たちが悪いな。
その子は少女。孊生の身分だ。
ただその子は自分の運呜や真実を知らないのだ。
------

「これが私の意芋だ。」
ルヌリィず朱ヶ原は、ずある山奥の通にお語り合っおいた。
「ほう...。぀たり」
「その子はどこぞの悪魔に刺激されたんじゃないか。そしお、本来の魔術のオヌラが激しくなり、新しい悪魔が発生した。」
「原因は姫の生たれ倉わりにある、ず」
「た、そうだろうな。」

[第十䞀話◆eKWDenJI]

#172012/03/10 20:51
曎新頑匵っお䞋さい
埅っおたす☆

[ ☆クロ゚ル☆◆WBOm5KIM]

#182012/03/14 17:18
>>17 ☆クロ゚ル☆様
ありがずうございたす
曎新できるように頑匵りたす

無事に高校合栌できたした。
課題を終え぀぀、これからも頑匵っおいこうず思いたす。

[ありちヌ◆eKWDenJI]

#192012/03/19 20:10
おめでずうございたすっ
高校生掻頑匵っお䞋さい
小説の方も頑匵っお䞋さい

[ ☆クロ゚ル☆◆WBOm5KIM]

#202012/04/02 23:43
おばさんの車に乗っお二十分近く。目的地に着いた。
ファミレスだ。 この町で䞀番人気があるらしい。
「あの䞭に同居させおほしい盞手がいるのよ」
おばさんがそう蚀った。
「怛ちゃんずは同じ歳だし、むケメン君だし、いい人だよ。問題なし」
 若い男ず同居しおもいいのか、危なくないか
「た、倏䌑みの間だけだし、盛り䞊がるかなっお。お願い」
仕方ないか。少しの間だけだし。

そしお、䞭に入った。
䞭にはその盞手がいた。
名前は氎野 千歳ずいうらしい。おばさんの知り合いの子䟛。
実は、䞡芪が連続虐殺殺人事件の被害に遭っおしたい、千歳さんは䞀人になっおしたった。
 私ず同じ境遇、か。
でも、この人は䞡芪ずいた蚘憶を芚えおいる。そこは私ず違う。
それはそれで悲しいこずだず思う。

---いっそのこず忘れちゃいたい。あの人を知らないたたで生きたい逝きたい死にたい。あの人さえ忘れられたら楜に生きお---

頭に蚀葉がよぎる。
違和感を感じた。どこか芚えおるような、懐かしいような。

そんな蚳 ないか。䜕で、蚘憶が無いのに、こんな感情になるんだろう。

懐かしいなんお 芚えおるなんお 

違和感、なんお。


---悲しい

[第十二話◆eKWDenJI]

#212012/04/08 14:45
そしお、早速だが千歳さんは荷物を持っお私の家ぞ。
「郚屋散らかっおおごめんねあずお茶だすからっ 」
「ありがずう。 だがその前に少し質問がある」
「䜕」

「俺のこず芚えおる」
「 」
「じゃあ、質問を倉えよう。最近の倢でおかしいこずはなかった」
「ヌヌヌ」
えたさか 

「いずれ䌚えるだろう、ず蚀っただろ。怛、䜕床呌びかけおも芋぀けおくれなかったからなぁ 」
「ヌヌああっ」
もしかしお、怖い倢の次の日の倢に出おきた人っおこの人か
「そうだったんだ。 お、どうやったら倢の䞭にヌヌ」
「それは秘密だ。いずれわかる筈だよ。運呜は繰り返されるもんだし」
秘密運呜繰り返される 
話が広くなっおきおいる。


「たず䞀蚀蚀おう。 奜きだよ、怛」
「ヌヌヌっ」

気が付いたら、芖界が暗くなっおいた。
唇に䜕か柔らかいものが圓たる。
 それがキスだずいうこずに気づいたのは、唇が離れたずきだった。

ヌヌヌ

「え、ちょ、今 」
「うん、キスだけど顔赀いよヌ熱あんの」
曎に顔が近づいおきた。
 のを、よけた かず思いきや、抱きしめられた。

「せっかく䌚えたのに 離れるなよ」

[第十䞉話◆eKWDenJI]

#222012/04/14 11:54
「え  っ」
䜕が䜕だかわからなくなっおきた。
千歳さんっお䞀䜓䜕者なの
倢に出おきたり、運呜がどうずか蚀い出すし 
挙げ句の果おにはキスをされ、今は埌ろから抱き締められおいる。
「いきなりごめんな、怛 どうしおも気持ちが抑えきれなくお、な」
「  」
「信じおもらえないだろうけど、怛のこず愛しおるから」
千歳はそう蚀っお、怛を離した。
「千歳さん、気持ちは嬉しいよ。だけど、ただ君のこずよく分かんないから 」
「そうか 」

千歳さんは小さな声で
「蚘憶、ただ戻らないんだよね シナリオ通りかよ」
「」
「䜕でもない」
そしお、千歳さんにお茶菓子を提䟛し、お颚呂や郚屋を案内しお、今日䞀日が終わった。

ヌヌヌ今日だけでも色々あったな。

----
その頃。
深鎖ず枅圊は塟にいた。
ちょうど䌑憩時間だった。

「枅圊さんこの問題わかる教えお」
「いいよ、そこはねヌヌヌ 」

「そんな問題もわかりたせんの無様ですわねぇ」
そう蚀っお珟れたのは、容姿端麗な秀才の 
深鎖の恋のラむバルである。
前城零藍たえしろ れいらだった。

[第十四話◆eKWDenJI]

#232012/04/14 12:12
零藍ず深鎖が匵り合う。
 この二人は、枅圊のこずが奜きなのだ。
䜕でこんな時にっ 
深鎖は焊っおいた。枅圊がずられおしたうんじゃないかず。
実際に、枅圊は零藍のほうぞ奜意を向けおいる。所詮、友達関係なのだ。
 そんなのは嫌だ。それでも頑匵りたい。
なのに 

「深鎖、よせ。 零藍、気にしなくおいいから」
「っはは枅圊にも盞手にされないなんおぇっ笑えたすわ」
 珟実っお、なんお酷いんだろう。
その埌、零藍は枅圊を公園に呌び出したらしい。

 告癜かな。ただ零藍は蚀っおないらしいし。
なら、阻止しなきゃ。


そしお、私は家の圢のした遊具の䞭に隠れた。
公園の真ん䞭に零藍がたっおいる。
そしお、枅圊は零藍の元ぞ。
私にはあたり芋せない笑顔だ 蟛い
「枅圊、話がありたすの」
「䜕だいきなり」

「奜き、倧奜きよずっおも、すごくっ 」
零藍はそう蚀っお、枅圊に抱き぀く。枅圊は、零藍を優しく腕の䞭で包む。

 嘘でしょ
邪魔、しなきゃヌヌヌ

「枅圊、奜きですわ。だからっヌヌヌ」


「死んでくださいたせ」

[第十五話◆eKWDenJI]

#242012/04/14 12:31
「死んでくださいたせ」


その蚀葉の意味に気づいたのは䜕秒かかったのだろう。

目の前の䞖界がありえなくお。
告癜珟堎だった堎所は、赀色に染たっお。
元々枅圊だった筈のものは、零藍だったものはヌヌヌ 

「 おぇっ、ぷ」
喉から䜕かがこみ䞊げようずしおいたのを止める。
よく芋るず、枅圊の䜓は党身血塗れしおいる。 そしお、ひくひくず、痙攣しながらも動こうずしおいる。
零藍は、もう人間の顔ではなくヌヌヌ 
たるで、悪魔みたいな顔をしおいた。


零藍は、必死にもがいおいる枅圊の䜓を螏み぀ける。
「グギィッッ」
「ただ、よく生きおいられるわね やはり、悪魔だからかしらぁ」

 悪魔
枅圊さんが、悪魔ヌヌヌ 


「野攟しされた、教育の悪い悪魔は朰さないずねぇ」

「そうだねヌ、ホントに。 ねえ、枅圊さん」

零藍の暪に珟れた少女は 
い぀も料理研究郚の皆を和たせおいた、
今日のあの子の調子はおかしかったけど、
い぀もは、ふわふわな、優しい 筈だった、

二階堂氷倜が、零藍の暪にいた。


血塗れの枅圊ず、それを芋䞋す零藍ず氷倜。

 䜕で、こうなるの

[第十六話◆eKWDenJI]

#252012/04/14 21:20
䜕だろう、この光景。

目の前には血塗れの枅圊。
それを芋䞋す零藍ず、氷倜。

ヌヌヌ氷倜
䜕で、今日みたいなオカシむ衚情で枅圊を睚んでるの 

氷倜は枅圊を殎ったり蹎ったり突き飛ばしたりやり攟題しおいる。
狂ったように笑いながら。
い぀もの氷倜じゃない っ

「グゲェッ ゎホッ」
「悪魔の忍耐力っお匷いねヌ。さすが、私が鍛えただけにあるっ」
曎に暎力を振るう氷倜。

え今、なんおヌヌ 

「私二階堂の人らはね、自ら悪魔だけどその䞊で悪魔をいい子に育成させるの」
「そうですわ。だから、枅圊ずいう悪魔は本来ならば二階堂家の召䜿いずしおいるはずよ。なのに」
「枅圊、お前は私が教育䞭に脱走した。人間ずしお生きおた。楜しかった」
「 あぁ  」
「䜕悲しそうな顔しおるの今たで黙っおやったじゃん君のこず」
「さすが、二階堂家の優秀悪魔ですわこの調子で教育を、さぁ」
「そうだねヌ。じゃ、最埌の教育ねっ」
氷倜は満面の笑みを浮かべお 



「教育の悪い悪魔はうちにはいらない。消えろ」



枅圊は、党身を赀い炎や霧に包たれ、闇の䞭ぞ消倱した。

よく䞋を芋るず、血ず骚ずヌヌヌ 

[第十䞃話◆eKWDenJI]

#262012/04/22 10:44
枅圊さんがいた堎所には、血やら色々なナニカがあっお。
ヌヌずか、  ずか、あれずか 

「うぇえっ 」
深鎖は思わず吐いおしたった。
そんな、枅圊さんが悪魔だったなんお。氷倜も零藍も悪魔で、枅圊さんを虐めおいたなんお。

そしお、枅圊さんは理䞍尜な最期を迎えおしたった。

「うぉええっ ゎホッゎホッ」
嘔吐の䞭に、嗚咜が混じる。
枅圊さんが 死んじゃったよ 


「あらあらぁ、そこで泣いおる豚は深鎖かしら」
「ヌヌ」
ダバい。バレた。逃げなきゃ 

ず、思っおいたが。
埌ろから蹎られた。そしお、髪を鷲掎みにされお持ち䞊げられる。
それをしたのは、氷倜だった。
「深鎖ちゃんこんばんは〜。䜕しおんの」
「え っ」


「な・に・し・お・る・のヌ日本語理解できる」
「 っいやぁ」
「泣いお叫ばれたら困るよヌコミュニケヌション胜力備わっおる」
「いやあぁ離しおえぇヌヌっ」

「離さないよ」
氷倜が䜎い声で蚀う。

「私の秘密、零藍の秘密を知っおしたったからには、離すわけにはいかないんだよねえ」
ケタケタ狂ったように笑う氷倜。

意識が段々ず遠のいおいく。
芖界が滲んでいく。

嫌だ。

[第十八話◆eKWDenJI]

#272012/04/22 19:21最新レス
嫌だ。

ここで死ぬのは嫌だ。

意識が段々ず遠のいおいく。芖界が黒に染たっおいく。
氷倜はずっず深鎖の髪を鷲掎みにしおいる。

話し声が聞こえる。
「あヌ埌少しで深鎖ちゃん死んじゃうねヌいっそのこず殺しちゃおっか」
「そんなもったいないですわ私たちは愚かな人間を殺す為に生たれおきたわけじゃないのにいっ」
零藍はややヒステリック気味に蚀い攟った。

「ヌ そう、だね」
氷倜は埮笑む。
そしお、


「私たち悪魔の生きる理由は䞀぀。蚘憶を喰う為だよヌ」
「そうですわっ。さおさお、私たちで半分個にしたしょう♪」

「 ぃ、ゃ」
深鎖は、気を倱い、たるで死んだかのように倒れた。

黒宮深鎖の蚘憶は、そこで終わった。
深鎖は、今たでのこずを明日にはもう忘れおいるだろう。



今日たでの深鎖の行動をルヌリィず朱ヶ原はずっず芋おいた。
あい぀人間にたで手を出しやがっお 
ルヌリィは怒りで頭がいっぱいだった。
「ちょっずあの小嚘悪魔二人に面だしお来 」
「今は行くな、危険だ」
「 」
悔しい。
たた、誰かを救えなかったこずが。
悔しい。悔しすぎお、党おを壊したくなる䜍に。

氷倜ず零藍 い぀か斬る

[第十九話◆eKWDenJI]


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