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オハイオ州立大の原子炉研究所所長を務めるRaymond Cao氏(今回参照した論文の主執筆者)は、大型化は可能だとし、マイクロワットからワット級、将来的にはそれ以上のバッテリーが考えられるといいます。また、こうして得られるバッテリー(エネルギー)は、燃料プールなど核のゴミ関連施設でそのまま使用できると考えているといいます。長期利用が可能でメンテナンスが最小限ですむ可能性もあり、実現すれば大きなメリットとなります。
大学のプレスリリースにて、Cao氏は「(私たちの研究は)そのままではゴミだと考えられているものを集め、宝に変えようとしているのです」と語っています。
オハイオ大学の機械航空宇宙エンジニアのIbrahim Oksuz氏(上記論文の共同執筆者)は次のように語っています。
「核バッテリーのコンセプトは有望なアイディアです。進化すべき余地がまだ多くありますが、将来的には、センサー業界、エネルギー生成業界の両者において重大な役割を担うアプローチだと考えています」
3/17(月)15:00
Gizmodo Japan
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