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ロシアの最高裁判所は、宗教団体「エホバの証人」の活動を禁じ、同団体の過激主義団体指定を求める政府の訴えを審理している。
ロシア司法省は、サンクトペテルブルク近郊にあるエホバの証人ロシア支部を1年前から捜査しており、同団体が過激主義を禁じる法律に違反していると断定した。
司法省は、エホバの証人が「過激主義的な」小冊子を配布したと非難し、国内に400近くあるこの団体を「解散させる」べきとの判断を下した。
BBCによると、ある小冊子に作家レフ・トルストイの言葉が引用され、ロシア正教会の教理が「迷信で呪術的」と記載されていたのを司法省が問題視したという。
エホバの証人たちは司法省に対して反訴し、この措置が非合法だと訴えた。また信者たちが政治的な抑圧を受けていることを認めてほしいと裁判所に求めた。
ロシアの国営通信者RAPSIによると、最高裁判所はこの措置が政治的抑圧には当たらないとして5日、訴えを退けた。裁判所は6日まで審理を中断した。