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海自１佐 異動、女性向け風俗店営業の疑い

　防衛省は、海上自衛隊の男性１等海佐を、４日付で異動させたと発表しました。無届けで女性向け風俗店を営業するなど、服務規律違反の疑いがあるためとしています。

　防衛省や海上自衛隊などによりますと、４日付で異動になったのは海上自衛隊の５５歳の１等海佐で、横須賀海上訓練指導隊司令から護衛艦隊司令部付となっています。

　海上自衛隊の聞き取りに対し、１等海佐は「風俗店を１０年程度手伝ったことがある」と説明。自衛官は自衛隊法により、副業を行う場合は届け出をしなくてはなりませんが、届け出をせずに女性向け風俗店を営業していた疑いがあることから、海上自衛隊は事実とすれば服務規律違反に当たると判断。また、客に訓練内容などを漏らした守秘義務違反の可能性もあることから、異動させたうえで事情を聞いているということです。

　１等海佐は護衛艦「やまゆき」や補給艦「ましゅう」の艦長などを歴任、去年８月に艦船の訓練を指導する「海上訓練指導隊司令」に着任していました。

　海上自衛隊は、「事実関係を確認し、事実であれば厳正に処分する」としています。