惑を過ぎても衰えを知らない鉄人だったが、近年は故障が増え、年齢と闘ってきた。前人未到の偉業を達成した昨季は、リーグ59試合出場で380得点。チームの日本人選手では最多得点だったが、1試合平均6・4得点はケガで13試合出場にとどまった15−16年シーズンを除くと最低値だった。クラブの顔としてスポンサー集めなどの営業活動をこなし、選手としても走り続けた疲労が蓄積していた。
昨季はチームも大不振で、プレーオフの末にギリギリで今季の1部残留を決めた。直後の5月には「僕にとっても屈辱的なシーズン。このままじゃ終われない」と現役続行を決めたが、契約更改後の会見では「頭で描いてるものと体のズレが大きくなる」とも話していた。49歳。自身、最後となる19−20年シーズンを目前に、1日に札幌市内で会見する。引退を決断した思いを、自らの言葉で伝えるために。
◆折茂武彦(おりも・たけひこ)1970年(昭45)5月14日、埼玉県上尾市生まれ。埼玉栄高2、3年の総体に出場し、3年時8強&得点王。日大では主将だった4年のインカレで優勝&MVP。93年トヨタ自動車入りし、日本代表初選出。94年アジア大会銅メダル、98、06年世界選手権出場。07年レラカムイ北海道に移籍し、現在はレバンガ北海道の選手兼社長。190センチ、77キロ。
昨季はチームも大不振で、プレーオフの末にギリギリで今季の1部残留を決めた。直後の5月には「僕にとっても屈辱的なシーズン。このままじゃ終われない」と現役続行を決めたが、契約更改後の会見では「頭で描いてるものと体のズレが大きくなる」とも話していた。49歳。自身、最後となる19−20年シーズンを目前に、1日に札幌市内で会見する。引退を決断した思いを、自らの言葉で伝えるために。
◆折茂武彦(おりも・たけひこ)1970年(昭45)5月14日、埼玉県上尾市生まれ。埼玉栄高2、3年の総体に出場し、3年時8強&得点王。日大では主将だった4年のインカレで優勝&MVP。93年トヨタ自動車入りし、日本代表初選出。94年アジア大会銅メダル、98、06年世界選手権出場。07年レラカムイ北海道に移籍し、現在はレバンガ北海道の選手兼社長。190センチ、77キロ。