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　今年1月にスタートしたフジテレビの昼番組『ぽかぽか』が苦しんでいる。

 「6月19日放送の世帯視聴率は1.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）、個人0.9％でした。その後の『風間公親 -教場 0-』の再放送が世帯1.2％、個人0.7％ですから、正直な話、ドラマの再放送をやっていたほうが費用対効果は高いということになります」（テレビ業界関係者）

　実は『ラヴィット！』（TBS系）も同じような数字なのだが、ツイッターで盛り上がるため、人気があるように見えるという。一方、『ぽかぽか』はツイッターでの反響も薄いようだ。

 「ツイッターと番組の人気の相関関係はこれまで業界でも言われてきましたが、それだけ番組名が拡散することになるので、結果的に浸透する速度が速い。また、『ラヴィット！』は番組への期待があるのでツイートの回りも速いのですが、『ぽかぽか』はゲスト頼みなところがある。さらに、ハライチと神田愛花だから見てみよう、という視聴者がいないことも弱点です」（同）

 『ぽかぽか』の裏ではテレビ東京が『昼めし旅～あなたのご飯見せて下さい～』を放送中だが……。

 「6月19日の『昼めし旅』は世帯1.9％、個人1.1％ですから、『ぽかぽか』はテレ東にも負けています。『ぽかぽか』の予算はおそらく『昼めし旅』より200万円ほど高い。にも関わらず、負けているのが現状なのです」（同）

　そんな『ぽかぽか』だが、6月29日には夜7時からゴールデンタイムで特番として生放送された。

 「世帯視聴率は3.5％、個人視聴率は2.0％でした。前週の『VS魂』が世帯4.2％、個人2.4％ですから、世帯で0.7ポイント、個人で0.4ポイント下げている。意外と健闘しているじゃないかと思われるかもしれませんが、そもそも『VS魂』の数字が低いので議論の対象にならない」（同）

　そのゴールデンスペシャルの冒頭、澤部佑が「一応、令和の『いいとも！』を目指すぞ、ってスタッフさんは鼻息荒く始まって。でも数字が悪いとかネットではいろいろ言われて」とボヤくと、岩井勇気も「しょうがないですよ。バトン受け取る時点で相当細いバトンだった」と、低視聴率で打ち切られた前番組『ポップUP！』を挙げて笑いを誘っていた。

 「岩井はこう言い訳していますが、それはつまり『ぽかぽか』にも力がないということ。また、澤部佑は『ポップUP！』が9カ月で終わったことから“9ヵ月超え”を目指しているようです。ワタナベエンターテインメントがフジテレビと懇意であることを考えれば、年内は終わらないでしょう。ただ、こういう番組は夏休みにどのくらい若者層が流入してくるかをチェックします。そのため、夏の結果次第ではどうなるかわかりません。そもそも、曜日レギュラーのメンツが弱すぎて印象に残らない。『ラヴィット！』『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）においしいメンツは持っていかれてしまっています」（同）

　7月4日のオンエアは七夕の季節ということで、神田は短冊に「1日でも早く『ぽかぽか』が全国の皆さんに面白いと気づかれますように」と願いを書き、「気づかれたらこっちのもんだからね」と胸を張っていた。今のところ『ぽかぽか』は気づかれていないようだが、果たしてどうなるのだろうか？