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梅毒は感染すると、全身に様々な症状を引き起こし、有効な抗生物質であるペニシリンが発見されるまでは、感染力も強く、感染したらほぼ死に至るような恐ろしい病気でした。 現在は、早期の薬物治療により完治が可能です。 ただし、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置していたりすると、日常生活が出来ないほどの症状を引き起こすことがあります。
梅毒は第1期から第4期までステージがあり、第1期は感染後から概ね3週間後から3ヶ月の間に症状が現れる時期、第2期は感染後から概ね3ヶ月以上経過した時期、第3期は概ね3年〜10年以上経過している状態で、第4期は概ね10年以上経過している状態です。
ここでは、その中でも第4期梅毒=末期症状について解説します。
第4期梅毒には、梅毒に感染してから10〜30年後に進行すると言われています。 第4期まで進行した場合、多くの器官系に影響を与えます。 心臓や脳、血管や神経に至るまでです。 心血管系梅毒、神経梅毒といった重篤な症状に進行します。