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朝日新聞社 2020/02/10 19:44
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に掲げられた横断幕＝１０日午後、横浜市の大黒ふ頭「笑えない」船内に強まるいら立ち
衆院予算委で、立憲民主党の黒岩宇洋氏の質問に答弁する北村誠吾地方創生相。公文書管理を担当している=2020年2月10日午前11時4分、岩下毅撮影ヤジ飛び騒然、官僚が異例の答弁援助
自民党の二階俊博幹事長© 朝日新聞社 自民党の二階俊博幹事長
　カジノを含む統合型リゾート（IR）事業をめぐる汚職事件で、東京地裁は10日、衆院議員の秋元司被告（48）=収賄罪で起訴、自民党を離党=の保釈を認めた。自民党の二階俊博幹事長は同日の記者会見で「本人の無罪の主張を信頼している」と秋元氏を擁護。野党側からは、秋元氏の証人喚問を求める声も出た。

　二階氏は会見で「（秋元氏）本人も無罪を主張している。我々は本人の主張を信頼し、晴れてそうなることを期待している」と述べた。秋元氏が国会で説明責任を果たすべきかどうかについては「本人の判断次第だ」とした。秋元氏は自民党を離党したが、二階氏が会長を務める二階派に特別会員として所属している。

　一方、共産党の小池晃書記局長は「カジノを担当する副大臣に起訴されるだけの疑惑がかけられている以上、政府は秋元氏に真相解明を強く求めるべきだ」と主張。その上で「同時に国会は直ちに証人喚問を行うべきだ。与野党関係なく真相解明のための責任を果たすべきだ」とした。

　自民の岸田文雄政調会長も「（起訴内容が）事実であるならば断じて許されない。強く憤りを感じる。自らの疑惑は本人がまずしっかりと説明責任を果たすことが大事だ」と述べた。（西村圭史）