見落とされてきた「女性中年フリーター」400万人を襲う過酷な現実
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就職氷河期に就活をしただけなのにーー。
ロスジェネに生まれた不運によって今も生活に困窮する「中年フリーター」たち。
その悲惨な実情に光を当てた前回の記事は話題を呼んだ。
今回は、その存在が見落とされがちな〈女性の中年フリーター〉を取り上げる。
女性の場合、結婚していると「苦境を脱している」と見なされがちだが、決してそんなことはない。
『ルポ 中年フリーター』(NHK出版新書)を上梓したジャーナリストの小林美希氏の試算によれば、
結婚後も厳しい生活環境に喘いでいる女性の中年フリーターは400万人以上。
これまで推定されてきた中年フリーター(男女含む)の数をはるかに上回る。
さらに彼女たちは、妊娠、出産、子育てといった「女性特有」の問題として
社会から押し付けられた過酷な現実を目の前に立ち尽くすことが少なくない。
東京近郊に住む丹呉千絵さん(仮名、41歳)は、いつ生活保護を受けるようになるかと思うと、
ため息が止まらなくなる。
【日時】2018年12月12日
【ソース】現代ビジネス