🌸 東根市雑談

山形県産のモモを必要な害虫対策の手続きを行ったと偽って台湾に輸出した疑いで１３日、東根市の青果会社の経営者の男ら４人が大阪府警に逮捕された。

植物防疫法違反の疑いで逮捕されたのは、東根市の青果会社「マルトウ青果」の経営者・今田真容疑者（３５）と大阪市の輸出会社の経営者で台湾籍の朱清宏容疑者（５７）ら男女計４人。
警察によると、今田容疑者ら４人は去年９月ごろ、台湾に輸出するためのモモを植物防疫所に登録された施設で箱詰めしていないにも関わらず、適正に梱包したと装った報告書を提出し、不正に輸出した疑い。
台湾では、害虫「モモシンクイガ」が海外から持ち込まれるのを防ぐため、日本からの輸出には厳しい検疫条件が設定されている。輸出会社の朱容疑者は、台湾向けのモモが手に入らなかったことから、国内向けの県産のモモ、およそ９００個を台湾に輸出したとみられている。
東根市の「マルトウ青果」はモモを輸出するために植物防疫所の許可を受けている施設だが、逮捕容疑となったモモについてはマルトウ青果での箱詰めは行っておらず、今田容疑者は「名義を貸したことは間違いない」と容疑を認めている。警察は余罪があるとみて調べを進めている。