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今年2月、福島県南相馬市で発生した強盗傷害事件で、11日に逮捕された7人目の容疑者の男は、実行役と知人関係にあるとみられることが分かりました。


フードを被り、うつむきながら歩く男。強盗傷害などの疑いで11日に逮捕された東京都多摩市のとび職・石志福治（せきし・ふくはる）容疑者（27）の身柄は12日、検察庁に送られました。

警察によりますと、石志容疑者は今年2月、すでに起訴されている男らと共謀し、南相馬市の住宅でこの家に住む男性を殴ったうえ、現金などを奪った疑いが持たれています。警察は、石志容疑者の認否を明らかにしていません。

これまでの捜査で石志容疑者は犯行当時、現場ではなく、県外にいたとみられ、犯行に必要な情報を秘匿性の高いアプリを使って実行役に伝えていたとみられています。

また、その後の捜査関係者への取材で、石志容疑者は犯行当時に現場にいた実行役の男3人のうち、少なくとも1人と知人関係にあるとみられることが新たにわかりました。

警察は、石志容疑者がこれまでに逮捕された男ら6人よりも上の立場にあり、犯行を企てた指示役と実行役をつなぐパイプ役だったとみて捜査しています。