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大型トラックのタイヤ脱落2人死傷 車両使用停止など行政処分
04月22日 18時29分
去年12月、青森県の八戸自動車道で走行中の大型トラックからタイヤが外れ、道路脇にいた男性にぶつかって死亡した事故で、東北運輸局はこのトラックの運送会社の法令違反が確認されたとして、車両の使用を停止させる行政処分を出しました。
去年12月、青森県の八戸自動車道で走行中の大型トラックからタイヤ2本が外れて道路脇で作業をしていた32歳の男性にぶつかってその後、死亡し、同じ作業をしていた60代の男性も軽いけがをしました。
これを受けて、国土交通省東北運輸局などはこのトラックを管理していた青森市内の運送会社「盛運輸」の岩手営業所に対して、貨物自動車運送業法に基づく監査を行い、点検状況などについて調べを進めていました。
その結果、日常的な点検整備や運転者への指導、監督を適切に行っていなかったことが確認されたとして、車両の使用を停止するなどの行政処分を出したと22日、発表しました。
処分の対象は岩手営業所の大型トラック2台で、来月1日までの10日間、使用を停止するほか、岩手営業所の整備管理者の解任を命令しました。
東北運輸局によりますと、タイヤが脱落する事故を起こしたとして事業者に行政処分を出すのは、東北地方では初めてだということです。
この事故をめぐっては、警察も過失運転致死傷の疑いで盛運輸の本社や岩手営業所を捜索するなどして捜査を進めています。