⚾ プロ野球総合

　昭和２７年・小学校２年の時、横浜の平和球場（現・横浜スタジアム）で巨人ｖｓ大洋を見たのが最初のプロ野球観戦でした。ＴＶ時代（白黒）になり、阪神ｖｓ巨人戦でエースが村山がピンチを背負い、巨人は代打の切り札・池沢を起用。まさに勝負を左右する汗を握る対決でした。この対決の中、村山の渾身の一球がボールと判定され、何と村山はマウンド上で涙を流したのでした…。今も忘れがたいシーンです。
　
　阪神に遠井吾郎という一塁手がいました。チームの主軸を務めましたが、勝負師という雰囲気は微塵もなく、どこか憎めないのんびり屋の好人物で、虎ファンにも愛された選手でした。ある時、打撃不振に陥り、当時の藤本定義おじいちゃん監督が彼に「明日は早出をして打撃練習をしろ」と告げました。翌日、言った藤本監督も心配で球場に早出をして待っていたところ、遠井が何時までまっても現れない…。定時に球場に現れた彼に監督がカミナリを落とした処、遠井曰く「あれ…、監督。ホントだったんですか…」　　ＮＴＶ野球中継アナ、越智正典氏から聞いた遠井吾郎ちゃんが好きになる話です。